第56話 盗撮は犯罪です ページ11
私の機嫌や気分が悪かろうがよかろうが次の日というのは人類皆全員に平等に訪れる。
こんだけ嫌な気分になったのは久しぶりかもしれない…。
アレだ。
俗にいう女の子の日。
自分でも女の子の日って何だよ、じゃあ男の子の日もあるの？って突っ込みたくはあるが、それ以上は言えない。
というか言いたくないというか…。
とにかく、腹痛とかもろもろで外に出たくない状況なのに学校に登校したのは出席日数が心配だから。
最近はまともに通ってるけど、前は頻繁に休んでたからなぁ。
というわけで……。
出「うわー、顔死んでるよ？」
「もう下校の時間……？」
ずっと寝てたら一日が終わっていた。
お昼食べた記憶ない…でも食欲もないし大丈夫でしょ。
「本部にいって見学でもする…」
米「よっしゃ、じゃあ弾バカランク戦すっぞ！！」
出「望むところだ！！」
コイツら本当に鈍くて助かった。
迅あたりなら朝のあった時点で気づくだろうし。
公平とよねやんが口喧嘩しながら本部到着。
マジで死ぬかと思った。
こんなことなら薬飲んどけばよかった…。
めんどくさいと言って飲んでこなかったのが悔やまれた。
本部に来た、かといってすることもない。
適当に休憩場に座って時間をやり過ごすだけだ。
前に来たときは鬱陶しく感じた他人の雑談もBGMとしてはなかなかで耳に心地いい。
うつ伏せになってたらたぶん誰も話しかけてこないだろうし……。
ガヤガヤ
なんかうるさい…。
太「うわー、本当に――」
風「静かにしろ――だ――」
眠いんだから静かにしてよ…。
米「写真写真〜」
出「あ、俺にもそれくれよ」
迅「あ、おれにもよろしく」
どんどん会話の内容がはっきり聞き取れるくらいにはなって来た。
でも、何の話をしているのかさっぱりわからない。
嵐「疲れてるのか。迅、ちゃんと休みは――」
遊「ふむ、コウコウセイというのは大変なのか――」
何か知り合いが滅茶苦茶いるような気がする…。
面倒だったけど、瞳を開けて周りをうかがう…と。
「……」
迅「お、起きたか」
まわりに私のボーダーの知り合いがほとんどいた。
私の顔を正面から見えるように。
そして、先ほどの会話の内容から…。
おそらく寝顔を撮られていた模様。
「よし、お前ら全員ブース行け。一人ずつ痛覚オンで対戦してやる」
もともと不機嫌ということも相まってかなりの迫力だったらしい。
あの嵐山でさえ少し青ざめてた。
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syun - 面白かったです！迅さんともっと絡んでほしい！続き待ってます (2016年7月28日 19時) (
レス) id: 8186d38d99 (このIDを非表示/違反報告)
せきらいん - ぅゎ林檎さん容赦なぃ 面白かったです、更新頑張ってください。 (2016年6月3日 3時) (レス) id: 117e6ef6eb (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - やばい！続きがきになる！！更新頑張ってください！！ (2016年2月23日 22時) (レス) id: 216997d988 (このIDを非表示/違反報告)
璃莠(プロフ) - 音階さん» 了解しました！この作品がもっと有名になるように陰ながら応援しますｲｬｯﾊｱｧｧｧ(｀･ω･´) (2015年10月29日 0時) (レス) id: 267a029a19 (このIDを非表示/違反報告)
音階(プロフ) - 璃莠さん» 応援ありがとうございます！自分でも確認してるつもりなのですがやはりミスが出てしまうので、見つけたらご報告お願いします (2015年10月28日 23時) (レス) id: 5810283552 (このIDを非表示/違反報告)
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