第54話 模擬戦 ページ9
昼休みも終わり、何やかんやで玉狛に来ていた。
栞に出されたマカロンを食べる。
確かこの前駅前にできたお菓子屋さんの奴じゃないかな？
やっぱり栞はお菓子選びのセンスがあるよねぇ。
モグモグと食べていたら遊真と修君、チカちゃんが帰ってきた。
今にも死にそうな顔をしている修君を見て察するに、走り込みでもしてきたんだろう。
「おつかれー」
遊「おう、林檎先輩、来てたのか」
「うん、さっきね」
遊真にマカロンを渡し、修君達には飲み物を渡す。
二人は礼を言って受け取ってから座った。
「レイジさんもよくやるよね〜。私走るの嫌いなんだよね。走るのだったら飛んだ方が早い」
栞「最近グラスホッパーも使いだしたんだよね？」
「まぁ、使えるものは何でも使わないと」
後で後悔したって遅いんだから。
後で力があればと嘆いても遅すぎるんだから。
「今日迅さんは来てないの？」
レ「いや、それなら確か…」
迅「ぼんち揚くう？」
「もらう」
二階から降りて来た迅の手からぼんち揚を受け取る。
何か最近ぼんち揚を食べる周期が短くなっているような気がする。
「練習付き合ってくれるんですか？」
迅「そうだな〜。今日は付き合ってやるよ」
「明日もお願いしますよ〜」
栞「…今思ったんだけどさ、なんで林檎って迅さんに敬語なの？一つしか変わらないでしょ？」
一つどころか六歳離れてるけどね、実際は。
「じゃあ、普通にため口で」
迅「別にかまわないよ、おれは」
うん、これで違和感が結構なくなったよ。
さて、訓練訓練。
「さっさといこっか」
迅「せっかちだなぁ」
「栞、設定はお任せでよろしく〜」
栞「ラジャー」
ボーダーの訓練用トリガーをもって訓練室に入る。
模擬戦だから何回やられても大丈夫。
というわけで心置きなく戦える。
遊「林檎先輩と迅さんが戦ってるのは初めて見るな(三ε三)」
修「やっぱり迅さんのほうが強いんですよね」
栞「そりゃあね。でも林檎もいい線いってると思うんだよね〜。二人とも準備はいい？」
「Ok」
迅「こっちもOKだよ」
栞「じゃあ、模擬戦、10本勝負、ハジメ！」
私は孤月をメイン、サブ両方で弧月を起動する。
「さて、こっちから行かせてもらいますよっと」
それが戦いの幕開けとなった。
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syun - 面白かったです！迅さんともっと絡んでほしい！続き待ってます (2016年7月28日 19時) (
レス) id: 8186d38d99 (このIDを非表示/違反報告)
せきらいん - ぅゎ林檎さん容赦なぃ 面白かったです、更新頑張ってください。 (2016年6月3日 3時) (レス) id: 117e6ef6eb (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - やばい！続きがきになる！！更新頑張ってください！！ (2016年2月23日 22時) (レス) id: 216997d988 (このIDを非表示/違反報告)
璃莠(プロフ) - 音階さん» 了解しました！この作品がもっと有名になるように陰ながら応援しますｲｬｯﾊｱｧｧｧ(｀･ω･´) (2015年10月29日 0時) (レス) id: 267a029a19 (このIDを非表示/違反報告)
音階(プロフ) - 璃莠さん» 応援ありがとうございます！自分でも確認してるつもりなのですがやはりミスが出てしまうので、見つけたらご報告お願いします (2015年10月28日 23時) (レス) id: 5810283552 (このIDを非表示/違反報告)
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