28.日常2 ページ29
マ「必要なものは上薬草5つ、まほうのせいすい6つ、
砥石4つ、乾燥肉、塩、料理本？魔導書？望遠鏡？」
ラース「後半3つおかしいだろ」
マ「料理本は字ではセーニャかしら、魔導書はおそらくベロニカで望遠鏡はイレブンね」
ラース「自分で買えと言いたいんだが....」
マ「魔導書は私は読めないからわからないけどラースがいるから頼んだんじゃないかしら？」
ラース「いや、魔導書だけだと何の魔導書かわからないんだ、たくさんあるからな。というか、ベロニカならそれくらいわかってるはずだろ。まあ本は適当なの買っていくか、文句は言えねえだろ。
あと、望遠鏡って絶対イレブンのやつカッコいいからって理由だろ。前カミュにそう言ってたしな」
マ「それじゃあ先に道具屋の方に行きましょうか」
ラース「そうだな。.....あ、入り口にあるヤツよりこっちにある道具屋のほうが安いぜ。ちょっと裏通りになるけどな」
マ「あら、そうなの？やっぱり村の近くだから来たことあるのかしら？」
ラース「まあこの街を頼らないと俺らの村はやっていけなかったからな。子どもの頃からお使いとかでよく行かせられてたんだ」
マ「ふふ、それじゃあ案内は頼んだわね」
ラース「ああ、任せておけ」
その後
ラース「道具はこんなもんか。次は食料屋に行くか」
マ「そこは街の真ん中にある所でいいのかしら？」
ラース「ああ、だが、塩は別だな。この時期になると、塩が取れにくくなるからあの店は塩を少なくしてさらにいつもより高くするんだ。だからそれより離れた所にあるじいさんの店で買った方がいい」
商人「お！兄ちゃん！隣にいるのは彼女かい？えらいべっぴんさんだな？彼女にアクセサリーなんかプレゼントしてみないかい？」
マ「いえ、そんなべっぴんだなんて」
商「謙遜しなくたっていいんだよ、お姉さん。どうだい？そんな綺麗なお姉さんにこんなミサンガがあるんだよ。このミサンガはな、小さいけど宝石が入っていてな、切れると宝石と一緒に紐も消えていく綺麗な代物なんだ、兄ちゃんと色違いでどうだい？」
マ「これは、綺麗ね。でもミサンガって何かしら？」
ラース「ミサンガっていうのは願いを込めた紐を結んでそれを体にずっと付けて切れたらその願いは叶うといわれているここらでのお守りみたいなものさ」
商「お！兄ちゃん詳しいね！この近くの出身かい？なら少しまけてあげようかね。この値段でどうだい？」
ラース「マルティナ。どうする？」
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作者名：はるさめ | 作成日時：2020年1月7日 23時
