その後�� ページ14
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HJ｢……Aちゃん｣
もうそろそろ頭を上げてくれ、という無言の意志を感じて、ゆっくりと頭を上げる。
自分が死ななければならなかったのに、どうして死んでからの彼は、むしろ生きていた頃よりも穏やかなんだろう。
HJ｢Aちゃん。俺ね、元々あの作戦でいこうって決めた時から、上手くいかなかったらこうなる覚悟は決めてたんだよ。吸血鬼になったのは予想外だけど……でもこれでよかった。
Aちゃんは信じられないかもしれないけど、俺別に本当に死んでもよかった。
それだけAちゃんの事が好きだから｣
孤独で苦しんでいるわけでもなく、自分の悪事で自分の首を絞めているわけでもない。
HJ｢あー……この言い方だとAちゃんまた謝りそうだからもうちょっと言うけど。
人を好きになるのって、やっぱり幸せだよ。
確かに俺が好きになったAちゃんは、吸血鬼と契約してたし、そうじゃなくても恋愛にも俺にも興味無くて普通に考えて付き合えるとは思えなかった。
好きだけど頭では分かってて、でもどうしようも無くて。それが辛かったのも事実だし、余計に孤独だなって感じて苦しかったのも事実。
でもさ｣
ヒョンジン君は、本当に、
HJ｢どんだけ自分が嫌になって、しんどくて苦しくても、好きな人の顔見たら、まじで嘘みたいに幸せな気持ちになれるんだって。
特に俺は、Aちゃんからしたらただただ迷惑だったと思うけど……Aちゃんのいろんな表情がいっぱい見れて、それも嬉しかった。
Aちゃんが俺の気持ちにYesって言えないのは当たり前だし、俺は本心に嘘ついてまでして俺にとっていい返事をくれてたとしても、多分すぐ気づいちゃうから……だからこれでいいんだよ｣
本当に、私の事が好きなんだ。
HJ｢っていうかほんとに人間界に未練があるとしたら、チャンビニヒョンとジョンイナとまだまだわちゃわちゃしたかったことと……
あとは無理だって分かっててもやっぱりAちゃんと結ばれたかったなあって事くらいだし。大した未練がある訳じゃないよ｣
『……ヒョンジン君は、大人だね。私よりもずっと』
HJ｢そう？でも俺が今、ここまでスッキリした気持ちでいれるのは、Aちゃんと……あとそこの吸血鬼2人のおかげだよ｣
急に話に出されて驚いた2人が、一瞬リアクションに困った素振りは見せたけれど、すぐに2人揃って不服そうな表情をした。
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いちごだいふくlike(プロフ) - ｼﾞﾆｼﾞﾆさん» コメントありがとうございます！いまさっき一気にどどんと更新してみたのでよければぜひご覧下さい！ (2021年4月30日 2時) (
レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞﾆｼﾞﾆ - END2めっちゃ待ってましたあ！！これからも更新頑張ってください(^^♪ (2021年4月23日 0時) (レス) id: cc13df998f (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - れんれんりうりうさん» コメントありがとうございます！！更新がんばりますのでこちらもぜひぜひお待ちください！ (2021年4月17日 6時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
れんれんりうりう(プロフ) - わー！！END2、待ってました(；▽；) (2021年4月15日 0時) (レス) id: 5c828b7258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年4月14日 18時
