その後�� ページ16
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吸血鬼となったヒョンジン君と対面して、そろそろお別れしようかという空気になった時。
HJ｢……ねえ、俺とAちゃんの2人だけで話したいって言ったら……止める？｣
ヒョンジン君の言葉に、リノさんとジソンさんの顔はたちまちに険しくなっていく。フィリックスさんは表情一つ変えず、ただただヒョンジン君を見つめていた。
LK｢まだ……っていうかお前に関してはもう一生不安。俺とジソナが何でお前が吸血鬼になったか、気づいてないと思ってる？｣
JS｢実態がしっかりした魔物になればなるほど未練は強い……ほぼ人間の吸血鬼になれるくらいヒョンジンの愛情はまだ強いんでしょ｣
私がフィリックスさんに説明してもらって理解したことに、リノさんとジソンさんも気づいていたみたいだった。
ヒョンジン君はその反論は想定内、と言ったように眉を少し下げて悲しげに笑った。
HJ｢まだ契約続いてんだし、俺はAちゃんの血は吸えないじゃん。それに復活して速攻でAちゃんを手に入れようなんて無茶な真似しないよ。成功する確率ゼロだし何のメリットも無いし｣
それでもダメなら別に今日はいいけど、とまで言ったヒョンジン君に、流石に吸血鬼2名も動揺していた。確かに、こんなに引き際のいいヒョンジン君は初めて見た。
とはいえ私もリノさんとジソンさんが隣にいない状態でヒョンジン君と2人になるのは少しキツい。この部屋に入る前に、ジソンさんに横にいろって言われたばっかりだし。
誰も何とも言えない中、
FL｢じゃあ僕だけが部屋にいて、リノヒョンとジソナは部屋から出るっていうのはどうかな？ヒョンジンがもしAちゃんに何かしようとしても僕なら止められるし、もちろんその時は2人にもすぐに伝えるよ｣
もちろん2人がこの部屋にいたいならいいんだけど……というフィリックスさんに、リノさんもジソンさんも何も異議を唱えなかった。私も別に異論はない。魔王であるフィリックスさんの前で何かを企むこともないだろうし。
ヒョンジン君もあっさり了解して、ゆっくりとリノさんとジソンさんは部屋から出ていった。
LK｢A、何かあったら叫んで。そしたらリクスが言うよりも早いから｣
JS｢絶対だよ！？俺達めちゃくちゃ心配なんだからね！？｣
けれどなぜ、
リノさんとジソンさんが
あれだけ不安そうにこっちを見てくるのかは
ずっと分からないままだった。
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いちごだいふくlike(プロフ) - ｼﾞﾆｼﾞﾆさん» コメントありがとうございます！いまさっき一気にどどんと更新してみたのでよければぜひご覧下さい！ (2021年4月30日 2時) (
レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
ｼﾞﾆｼﾞﾆ - END2めっちゃ待ってましたあ！！これからも更新頑張ってください(^^♪ (2021年4月23日 0時) (レス) id: cc13df998f (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - れんれんりうりうさん» コメントありがとうございます！！更新がんばりますのでこちらもぜひぜひお待ちください！ (2021年4月17日 6時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
れんれんりうりう(プロフ) - わー！！END2、待ってました(；▽；) (2021年4月15日 0時) (レス) id: 5c828b7258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年4月14日 18時
