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結局__

多勢に無勢とはこの事すぎて、あれよあれよと事が進み、気づけばBTSのマネージャーさん
(私よりも年上なのでマネオッパでいいらしい)が運転して下さる車で揺られていた。

飛行機のチケットとか夜景見てから帰ろうと思ってからめちゃめちゃ遅い便のにしてたのに、それのキャンセルから彼らと同じ便のチケットまで本当に何から何までしてもらった……どっちが年上よほんと。

NM「……Aヌナ?大丈夫ですか?」
『うーん……さすがにこんなに目まぐるしく状況が変わるのはこの職業にいてもなかなかないからね、正直疲れたよ』
NM「すみません……僕達も久しぶりに、いえ初めてこうしてヌナとゆっくり話せて、テンションが上がりすぎてたみたいですね」
『私と話せて何がいいんだか……。でもいいよ、ここに来たのも私の意思だし』

そう言ってから、黒すぎて景色がほとんど見えない窓ガラスをボーッと見つめる。彼らといると退屈はしない、それに当たり前に楽しい。

テテは最近の若者らしくスマホに没頭していて、ジュナは長い脚を組んでこれまた上品に文庫本を読んでいる。沈黙があるものの、気まずくはないので私もこの空気に身を委ねていた。

そうして、車は恐ろしいほど静かに、速く、彼らの宿舎に到着した。


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JK「Aヌナ……!来て下さって、ありがとうございます」
『いえいえこちらこそたっくさんのご招待文をありがとう……っていうかメールの100倍大人しいね』
NM「ヌナ、玄関で立ち話するよりもぜひ中でゆっくりしてください」
TH「ほら!こっちだよヌナ!」
『あーはいはいちょっと待って今から行く今から行くからねまだ靴脱げてないからねー』

グクに今宿舎着いたみたい、とメールを送っていざ彼らが扉を開けてみれば飼い主を待つ犬__いや、うさぎの如く黄金マンネのグクくんが鎮座しておられました。なに暇なの?暇だね?()

テテに完全に子どもがお母さんの腕を引っ張って急かすあの現状そのまんまになりながら連れてこられた場所は、天井が吹き抜けの解放感のあるリビング。
いや予想はしてたけどやっぱあり得んレベルの広さね。さすが天下の(以下省略)

JN「あ!ほら皆!お客様が来られたよ!」
『お客様だなんて大したものでもないですよ〜、皆さん貴重なオフの中突然お邪魔してしまってすみません。Frです』

ニコニコと爽やかスマイルを向けて下さった__確か、ジンさんに一礼して名前を述べると沸き上がる拍手。……なにここ。

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ヴォルツ(プロフ) - めっちゃ気になる所で更新停止…笑 (2021年9月28日 19時) (レス) @page19 id: 4978563734 (このIDを非表示/違反報告)
るる - とても面白いです!更新待ってます♪ (2019年10月27日 13時) (レス) id: 57a40cd5e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごだいふくlike | 作成日時:2019年9月23日 2時

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