迷えるあなたに ｰStrayKidsｰ

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ミルクティーを飲みながら、友達からきていたメッセージを返す。今年は記録的な大寒波到来、とかでびっくりするほど外が寒くてリノも私も外になんて極力出たくないコタツ人間と化している。リノなんてついにコタツの事を家呼びし始めた。

今日もコタツ人間っぷりは変わらないけど、やっぱりあまあまモードな今日は明らかにいつもと態度が違う。
いつもは、

LK｢……ん？ああ、飲み物ありがと｣
LK｢A、30分後に起こしてー｣
LK｢……(無言で猫動画見てる)｣

大体こんな会話(？)しかしないのに。
今は、

LK｢Aー｣
LK｢A、寒くない？……ほら、こっち｣
LK｢ねーAー、写真撮ろ？｣

こんな感じ。まず名前をすごい呼んでくる。
そんなところも可愛いなと思ってしまうけど、ちょっとだけ待って、と呟いて急いでメッセージを返しまくる。DMもようやく返し終わりそうな時、私の目の前から携帯が消えた。

『え？っ……』
LK｢……もう無理。何でこっち見てくれないの｣

いつの間にか後ろに立っていて、私の携帯を取れないように高く掲げてこちらを見下ろしてる……かと思いきやいきなりキスしてきた。これは……怒ってる？

『ごめん、もう返し終わるから……』
LK｢だめ。もう待たない｣

そう言って、また私にキスをする。
何回も何回も求められて、息が苦しくなってきてから、渋々といったように離れたリノの目は、怒ってはいるけどそれよりは寂しそうで。

『……分かった。ほら、一緒にリノの好きな動画見よ？』
LK｢嫌。俺は今からAを見る｣
『ん？』


(続きます)

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