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『リノくん、ごめんね待たせて。ありがとう』
LK｢俺もちょうど買い物終わって出てきたとこだったから大丈夫。今日はどうだった？｣
私の右手をとって繋ぎながら、いつも通り話してくれるリノくんと、こうやって一緒に食べる晩ご飯の材料を買って一緒の家に帰る。
さっきまでいろいろ悩んでたけど、結局この時間も幸せだし、いいんじゃないか、なんて思えてくる。
『楽しかったよ。やっぱり久しぶりに会うといろんな話するからずーっと喋りっぱなしだった』
LK｢そっか。楽しかったならよかった｣
『リノくんは、高校時代の友達と会ったりしないの？』
幸せを噛み締めながら特に深く考えずにリノくんに質問すると、リノくんは一瞬考えてからまた優しく微笑んだ。
LK｢…まあ、俺はいいかな。大学の人間の方が関わりも多いし、仲もいいしね｣
『そっか、』
ふーむ。今のところリノくんは至って普通だし、なんなら彼女の話を聞いてくれる素敵な彼氏さんなんだけどなあ。
どうしてもヤンデレ、というワードが脳内から無くならない。何かこう、リノくんがヤンデレだと確信するような事ないかな。
あ。
『……ねえリノくん、実は今日会った友達2人から、次はもうちょっと多い人数で集まらないかってなって』
LK｢多い人数？｣
『そう。正式な同窓会はまだまだ先らしいから、高校の頃仲良かったグループで集まったら楽しそうだね〜って話してたんだ』
LK｢へー、いいんじゃない？どのくらいの人数なの？｣
『んー……女子は今日のメンバーだから3人で多分男の子3人のグループも来るから6人だけかな？全然多くなかったね、』
これは半分ほんとで半分嘘。
もうちょっと多い人数で集まりたいね、までは本当に今日話してたけど後半の男の子のくだりは何も話してない。
さあこれでリノくんはどういう反応をするのか…
と、どこか楽しんでた私が馬鹿だった。
LK｢A｣
ぎゅ、とリノくんの手を握る力が強くなる。
声色も、さっきまでのどこか気だるげだけど優しい感じとはまるで違う。
LK｢それ、行けると思ってる？｣
『……え？』
LK｢いつも俺、Aが出掛ける前にいつもの言って、って頼んでるよね？あれ何だった？｣
『例え知り合いでも男の子と会ったら会釈で済ませる。ナンパはフル無視してすぐリノくんに電話かける。LINEはすぐに返信する、でしょ？』
LK｢そう。女の子同士で出掛ける時でもそこまで徹底しなきゃいけないのに男がいるところに遊びに行くなんて論外だよ？｣
(続きます)
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るぇもん(プロフ) - 細かくて申し訳ないのですがジソナではなくジソンアだと思います… (2022年7月12日 21時) (
レス) @page22 id: 32736c39e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» ほんとですかまたまたお世辞がお上手なんだから、、、ちゃんと神作にできるように頑張ります、、！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - いちごだいふくlikeさん» プロフィール見ました！！プロフィールから漂う神のようなお話の予感…更新頑張ってください！！ (2021年1月29日 22時) (レス) id: 1943299eac (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 1.0神無月さん» うわああ嬉しいお言葉本当にありがとうございます！！私自身まだ書けていないメンバーもいるので続き作ろうかな、と悩んでいたので嬉しいです！長編の方もありがとうございます！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - サラさん» お待たせしました！！！取り急ぎ開設したのでよければぜひお読みください！！ (2021年1月29日 21時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2020年12月7日 15時
