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おばあちゃんの家にあった薄い布地に包んだ仮面と、小さなメモを取り出して二人の前に置く。
JS｢これもAちゃんのおばあさんの家にあったの？｣
『はい。おばあちゃんの自室の引き出しを開けたら、この二つが入っていました』
LK｢お母さんとお父さんは何か言ってた？｣
『おばあちゃんの家の近所では、皆が集まるパーティーが月に一回必ずあったらしく、おばあちゃんは亡くなる数年前からずっとそのパーティーに参加していたからその仮面もそこで使っていたものなんじゃないか、と言われました』
パーティー、と小声で呟いてから二人が交互に仮面をじっと見て何かを考えている。
『というか、どうして私がこれを持っているって分かったんですか？』
LK｢気配がしたから｣
『気配？仮面の、ですか？』
JS｢仮面の気配というか……
魔物の気配が、ね｣
魔物？
おばあちゃんの持ち物から、魔物の気配？
『……吸血鬼ですか？』
LK｢そこまでは分からない。気配っていってもかなり弱いしね｣
JS｢でも人間のものじゃないね。Aちゃんのおばあさんが魔物と接点があったとしか考えられないけど……｣
LK｢Aのおばあさん自身に魔物の血が入ってることは有り得ないから安心していいよ。そしたらAだって純粋な人間じゃなくなるからね｣
信じられない事実に、私も仮面に触れずにじっと見つめることしかできない。
ついこの間まで私は魔物の存在すら信じていなかったのに、おばあちゃんは、もっと前に魔物に会っていた？
LK｢まあリクスにも聞いてみた方がいいかもね。これちょっと借りていい？｣
『はい、ただフィリックスさんに見て頂いた後は私が持っていてもいいですか？』
JS｢一応リクスに聞いてみるけど、それは大丈夫だと思うよ！このメモにもAちゃんが持っているといいことある、って書いてあるもんね｣
分からないことが積み重なる中、つくづく魔界や魔物と縁があるなあと、考えることを辞めた脳でぼんやり感じていた。
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いちごだいふくlike(プロフ) - はじめましてさん» はじめまして！コメントありがとうございます！どのお話も読んでいただけたようでこちらこそ本当にありがとうございます！ぜひたまにでも思い出してもらえたらと思います、！ (2022年6月27日 7時) (
レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
はじめまして - 今朝作品をみつけて一気にはじめから最後まで読み切りました。いろんなENDや続編とても面白かったです。 (2022年6月26日 13時) (レス) @page48 id: dc356df402 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 錆猫さん» コメントありがとうございます！こちらこそ、最後までお付き合いくださりありがとうございました！！他作品も頑張っていきます……！！！ (2022年4月4日 18時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 完結おめでとうございます🎉なんか、もう、ほんとに最高です…！楽しい時間をありがとうございます！ほかのお話も楽しみしてます！！ (2022年4月4日 14時) (レス) @page48 id: 5bb6e7e4d5 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 藤さん» コメントありがとうございます！いつもこうしてコメントを下さり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからも末永くお付き合い頂けたら幸いです🤍 (2022年4月4日 4時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年12月1日 0時
