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おかゆと、即席だけどみかんゼリーを作ってすっかり寝ていたマサイさんの横に置いてその場を後にした。
にしても、何だか不思議な感じがした。
自己管理の出来る(方だと勝手に思ってる)マサイさんが、自分の熱に気づかないって事がそもそも不思議な話だし、加えてあの時のマサイさんの表情もまるで自分は熱なんかあり得ないって顔してた。
まるでもっと、別に顔の赤い心当たりがありそうな……
「どーこ見てんの」
『いっ！！？たぁ！！！あんたのデコピン強烈なんやからね……！！！』
「何その顔w」
目の前の男は、あの頃と変わらない、けど確実に大人っぽくなった笑顔でこっちを見てる。私がその笑顔に弱いことはどうも今も変わらないみたいで、じんじんと痛むおでこももうどうでもよくなってきているから困ったものだ。
『んで、LINEだけじゃなくて直接会いたいってことは何か私に話したいことあるんじゃないの？
まほっちゃん』
この呼び方したの久しぶりだなぁ。あの頃は毎日呼んでたのに。
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毎日が苦痛で、嫌だったあの頃の私にも一つだけ楽しみがあった。
それが、休日に公園で一人の男の子と遊ぶことで。その男の子こそ、まほっちゃんだった。
まほっちゃんは無茶な事ばっかりして、今と変わらずはちゃめちゃだったけど、それでもすごく優しい人だった。
でも、まほっちゃんはやっぱりこの頃から鋭かったみたいで。
唯一、子どもの頃に私の
そう、あの時……
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ﾏﾎﾄ「あの時、俺聞いたよな。
【なんでAちゃん、半袖の服着ないの？】【なんでAちゃん、おやすみの日しか遊べないの？】
【Aちゃん、お父さんとお母さんにいやなことされてるの？】
って。それに関してお前は何て答えた？」
やっぱり。まほっちゃんは、覚えていた。
覚えていてくれた。
『………いつか、大人になったら、まほっちゃんにもお話するから、それまでこのお話はしないで。約束しよう………』
まほっちゃんは、私と全く違う道を歩んでいたのに。YouTubeも始めて、有名になって。今も昔も、私なんかと違って、自分で自分の道を切り開いているのに。
そんな彼が、どうして私の事を。
ﾏﾎﾄ「約束、果たしに来た。遅すぎたか？」
また一人、私には、頼ってもいい人が出来たみたい。
遅くないと伝える代わりに、話し出した。
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3/2 追加
セカンダリ的なの出来ました。
ぜひとも説明文のリンクから飛んでご覧下さい。
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いちごだいふく(プロフ) - hina4428さん» コメントありがとうございます！気になるところで長い間止めてしまっていました……ただいま更新しましたのでぜひ読んでいただければ嬉しいです！ (2019年8月27日 16時) (
レス) id: 619c5266ec (このIDを非表示/違反報告)
hina4428 - きになるっ！…続きがっ…気になるぞぉぉぉぉぉ！！！更新待ってます！ (2019年8月15日 21時) (レス) id: bd94ce952c (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - めろこさん» コメントありがとうございます！そしてなんて嬉しいお言葉……！これからも頑張ります！ (2019年5月29日 20時) (レス) id: 0069fa8620 (このIDを非表示/違反報告)
めろこ - いちごだいふくさまおかえりなさい。最近読み始めてまた更新して下さうことを楽しみにしておりました。これからの更新楽しみにしております！ (2019年5月28日 22時) (レス) id: 9c37dcd8ea (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - ハルキさん» コメントありがとうございます！！嬉しい限りです、これからも頑張ります！(^^) (2019年3月24日 11時) (レス) id: 0069fa8620 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごだいふくlike | 作成日時：2018年12月5日 22時
