ご近所付き合いはじめました。【Fischer's】

＊33. ページ35

.


『お邪魔しま……うわぁぁあ！？！？』
ｼﾙｸ「っしゃかかったぁ！！」
『なにこれ……音的にクラッカーの類いなのは分かったけど……！』
ﾓﾄｷ「鋭いね〜Aちゃん。こないだ動画で使った巨大クラッカーが余ってさ、どうせならドッキリ慣れしてないAちゃんにやろうぜーってなって」
『いや止めて？モトキくんそこでスルーしちゃあいけねんだ、止めて？』

おばあちゃんの退院から一週間。
私にようやく、いつも通りが戻ってきた。
まぁこれも……ドッキリさえもいつも通りにされると、それはそれで困るんだけど。

『あーもう……前髪乱れた……』
ﾝﾀﾞﾎ「うわぁぁあwwwぐっしゃぐしゃw」
『最悪……夕方予定あんのに……』
ﾏｻｲ「あれ？晩ごはんここで食ってかないの？」

あと、いつも通りにプラスされた事が一つ。
Fischer'sの皆と、距離が縮まった。それはもう、ものすごく。
おばあちゃんの事と一緒に、私の過去についても皆に聞いてもらって。知っていたけれど、やっぱり皆優しくて。今日も皆の優しさとあたたかさに甘えて、あと数時間後には予定があるのに来てしまった。

ｼﾙｸ「えー！！」
『仕方ない仕方ないー。晩ごはんは作ってくから許してくださいましー』
ﾓﾄｷ「でもAちゃんがバイトじゃない予定入ってるって聞くの初めてな気がする」
ﾝﾀﾞﾎ「なになに？どっか遊びに行くの？」


『まぁ、うん。ちょっとしたデートだよ』


この時の私は知らなかった。
デートという言葉は、軽率に使ってはいけない、重々しいものだということを。



.


作者ですこんちくわ。(唐突)

ついさっきまでシリアスやったのに何この雰囲気！！？全然違ぇじゃん！！ってかあんだけタメ口できなかったのに今バリバリ出来てんじゃん！？！？

って思った皆さんすみません。
ここで一つ提案させてください。(どこまでも唐突)

実は私、このお話のsecond的な……彼らでいうところの、セカンダリのような物を作りたくなりまして。

例えばAちゃんがここまでメンバーの皆に呼び捨てタメ口ができるようになるまでのお話、とか。メンバーとおばあちゃんの実は割りと頻繁にある絡みとか。

そういった小話をまとめる場所を作りたいんです。

ここで、是非とも皆さんのご意見を頂ければなと思います。タイミング今じゃなくて完結してからの方がよくない？とか、作るなら見てやってもいいけど？とか()

是非ともコメントの程、よろしくお願いいたします。

以上、作者でした。

＊34.→←＊32.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す