ご近所付き合いはじめました。【Fischer's】

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『……あんなことして、本当によかったんでしょうか……』

あんなこと、とは勿論ミートソースパスタに仕込んだ罰ゲーム(？)のことである。実は、というか勿論なのだが、あれは私が考案したのではなく、ンダホさんとダーマさんのアイデアで。

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ﾝﾀﾞﾎ「このまま許しちゃうのも何かなぁ……って思わない？」
ﾀﾞｰﾏ「……動画で使うもんとかまとめてるとこに、多分デスソースとかあっただろ」
ﾝﾀﾞﾎ「それだ！www
Aちゃん、今日の晩ごはんって何作ってくれる予定かな？」
『ミートソースのパスタと……あとは簡単なチキンとか、ですね』
ﾝﾀﾞﾎ「じゃあパスタだ！決まり！」
ﾀﾞｰﾏ「おい、デスソースより辛ぇやつもあんぞ」
ﾝﾀﾞﾎ「うわぁぁあこれ一番やべぇやつじゃん！ザ・ソース！www」
『え、ちょ、それはさすがに……』
ﾀﾞｰﾏ「大丈夫だろ、売ってる時点でそう簡単に死にはしねえって」
『え……(そういう次元？)』

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いや今思い出してもゾッとする。ドッキリってこんなにも淡々と進められるのか、と動画撮影を見る前にして既に彼らのYouTuberとしての実態を見た気がした。

ちなみに私が普段、眠気覚まし用に食べているお手製の珈琲飴を渡してみると、三人ともすぐに辛さが引いたようだった。(苦味は辛味を消すので)
ンダホさんとダーマさんは少し不服そうだったけど、YouTuberのノリに慣れていない私にデスソース(ザ・ソース)ドッキリは、いくらなんでもハードすぎた。彼らのように長い付き合い同士というわけでもないので、今後の関係に関わるのでは、という不安がどうしても残る。
内心ヒヤヒヤしていた、まさにその瞬間。

ﾌﾞｫﾝ!!!

『うぅわぁぁぁあ！！？』

耳元で爆音が鳴った。……この音、もしかして。

『これ……やっぱり……』
ｼﾙｸ「wwwwww」
ﾏｻｲ「ひっでぇお前www」
ﾓﾄｷ「も〜……wAさん、耳大丈夫？」

シルクさんが手にしているそれは、やっぱり少し前にンダホさんが掛けられたドッキリに使われたそれで。

『ブブゼラ……この動画、視聴者の間では心霊動画並みに怖がられてると思いますよ』
ｼﾙｸ「え！！？」
ﾝﾀﾞﾎ「そうなの！？心霊並み！？w」

まあ怖がられてる、って言っても「ひぃぃぃ……」っていうよりは、「え、大丈夫？それほんとに大丈夫？え？」って感じだけど(語彙力)

さあ撮影するぞー、というシルクさんの声を聞いて、私も撮影が見える位置に行ってから、ふと思う。

あれ、私、緊張してない。

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