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マサイside
「いらっしゃい、ほらはよ上がって」
シルク「ありがとうございます!すみませんお邪魔しちゃって、」
ンダホ「めっちゃ良い匂いするー!」
モトキ「もう大丈夫なんですか?」
いつもより少し遅かったモトキが持ってきた話により、急遽決まった鍋パーティー……鍋パっていうやつかこれが。
自分の家と似たようで若干違う間取りなんだな、と思いながら廊下を進むと。
マサイ「あ、」
『っ!』
エプロン姿で鍋を持った女性__菊子さんのお孫さんがいた。向こうは俺の顔を見た瞬間、顔を強ばらせて会釈して台所らしきところへ消えていった。俺らの視聴者とは思えない、それどころかまるで【会いたくない人に会ってしまった】ような、そんな反応に彼女への疑問と申し訳なさが募った。
.
シルク「あれ?お孫さん、いらっしゃるんですよね?」
「ええ、今はまだ台所に」
モトキ「じゃあ後で挨拶させてもらいますね」
いや結構ですって。こっちからすれば余計気まずいだけだから……。
今日のバイトのシフトを深夜にした自分を恨みながら、鍋にざく切りにした白菜を入れる。視聴者である私が何故こんなに彼らを避けるのか、と聞かれれば答えは一つ。
怖いから。【視聴者】を出さないように【ただのお隣さん】として接することが出来るかどうかが怖いから、それしかない。
さっきおばあちゃんに具材の確認をしようとして廊下へ出たらそこにいたのは、まあよりにもよってマサイさん。なんで。
あまりの気まずさに逃げ出しはしたものの、咄嗟に会釈できた自分を誰か褒めてほしい。本当に。
一生完成してほしくなかった鍋はもうそろそろ出来上がりそうで、真剣に今からバイト先に手伝いにでも行こうかと携帯を開く。
『……あ』
携帯のロックを外して一番に目に飛び込んできたのは、彼らの新着動画の通知だった。
それを見ると何故かもう逃げられない気がして、鍋を持ち上げた。
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いちごだいふく(プロフ) - hina4428さん» コメントありがとうございます!気になるところで長い間止めてしまっていました……ただいま更新しましたのでぜひ読んでいただければ嬉しいです! (2019年8月27日 16時) (レス) id: 619c5266ec (このIDを非表示/違反報告)
hina4428 - きになるっ!…続きがっ…気になるぞぉぉぉぉぉ!!!更新待ってます! (2019年8月15日 21時) (レス) id: bd94ce952c (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - めろこさん» コメントありがとうございます!そしてなんて嬉しいお言葉……!これからも頑張ります! (2019年5月29日 20時) (レス) id: 0069fa8620 (このIDを非表示/違反報告)
めろこ - いちごだいふくさまおかえりなさい。最近読み始めてまた更新して下さうことを楽しみにしておりました。これからの更新楽しみにしております! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 9c37dcd8ea (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - ハルキさん» コメントありがとうございます!!嬉しい限りです、これからも頑張ります!(^^) (2019年3月24日 11時) (レス) id: 0069fa8620 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごだいふくlike | 作成日時:2018年12月5日 22時