36. ページ3
･
(SM side)
どれくらい戦ってたんだろう。
その戦いの一部始終を見てはいないけれど、ヒョンジンも、リノヒョンとジソンアも、両者ともボロボロでもうまともに戦えてはいない。
それでも、
HJ｢…ま、だ…………まだだ…………｣
LK｢うっ……お前、いつまですんだよ…………｣
HJ｢俺が、戦えるまで…………｣
JS｢いいよ、来なよ、俺たちもまだまだ……受け止められる…………！｣
ヒョンジンが立ち上がる度に、2人も立ち上がる。攻撃してくる度に、2人も受け止める。
正直、もう止めろ、と言いたくて仕方ない。あんなボロボロになってまでして戦う理由はもう無いだろう。
SM｢…………アレ、どうする？｣
FL｢一旦は、こっちの話を聞いてもらわないとね。まあもう僕の言ったことはクリアしてるから大丈夫じゃないかな｣
リクスがさっきからずっと変わらない、悲しげな目を少し開いて、ヒョンジン達3人を視界に捉える。瞬間、
HJ｢い゛っ……！！｣
JS｢！？ なに……？｣
LK｢今度は何、もう暴走するほどの魔力残ってないだろ……｣
FL｢お疲れ様｣
｢一旦、僕の話を聞いてもらいたいんだ｣
リクスの軽い電撃によってヒョンジンの動きを止め、戦いを一時中断…というか終わりにしてもらう。
リクスがヒョンジンだけに魔法を当てたのは、あの2人はヒョンジンの暴走に向き合っていただけで戦意が無いことをとっくに見抜いていたからだろう。恐らくその意図を察した2人が、身体の力を抜いて、ゆっくりとこちらを向いて……
LK｢…………………………え｣
JS｢………………………………は、？まって、それ、って｣
リクスが【⠀腕に抱えていた存在 】に気づいて、言葉を失った。
FL｢……落ち着いて聞いてね｣
｢Aちゃんは、
亡くなったよ｣
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミトコンドリア - いちごだいふくlikeさん» いえいえ、全然待ちます！主様のペースで更新してくださいね＾＾ (2021年9月17日 11時) (
レス) id: 8e0e1b8b81 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - ミトコンドリアさん» 実はまだ本当に少しだけしか内容が決まっていないので……お見せできるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、、、気長にお待ちいただけると嬉しいです！！ (2021年9月17日 10時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 藤さん» コメントありがとうございます！どの作品にもコメントして下さり、本当にありがとうございます。ご期待に添えられるよう、これからも変わらず努力して参りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2021年9月17日 10時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
ミトコンドリア - え！SPECIAL STORYですとぉ！？どんなお話かとっても気になります、、！最高です！まってます！ (2021年9月17日 8時) (レス) id: 8e0e1b8b81 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - こんばんは、こちらのお話も楽しみにしていました！あすてい様の作品が本当に大好きでどの作品も毎日読んでしまいます、他の作品も合わせこれからの更新楽しみにしています！ (2021年9月17日 3時) (レス) id: 239e12852c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あすてい | 作成日時：2021年9月13日 2時
