After �� ページ10
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その日、王女さまはいつも通り、すやすやと眠りについていました。
王女さまのベッドは、その白く細い身体にはあまりにも大きく、パッと一目見ただけでは王女さまの姿が分からないほどです。いつも召使い達がその大きな大きなお布団から、必死に王女さまの華奢なお身体を探しているのですから。
ただその日、何故か王女さまはお部屋の窓の鍵を閉め忘れてしまっていました。
今は時代も時代です、最新技術を詰め込んだセキュリティで王宮の安全こそ保障されている…
と、誰もが思っていましたが。
なんということでしょう、センターの一つも鳴らず、王宮の至る所にある監視カメラもうんともすんとも言わずに、ある三人の男達が、王女さまのお部屋の窓まで辿り着いてしまいました。
…？ええ、三人の男達です。
｢人間の男｣？いいえ。
この三人の中に、人間などおりません。
三人は、【⠀二人が吸血鬼で、あとの一人は吸血鬼と共に生きる不死身の人間 】。
不死身な時点で人間ではないのですから、ここでは魔物の力を得た人間……【⠀魔人 】とでも呼ぶことにしましょう。
そんな魔人と吸血鬼二人が、
招待状も無しに土足で足を踏み入れた三人は、こんな豪華な部屋なんて見慣れていないのでしょう、不自然にきょろきょろと目線を動かしながら時間をかけて観察し、やっと大きなベッドの真ん中にどうやら人がいるらしいと目星をつけました。
そして、何を思っているのでしょう。
三人はそのまま真っ先にベッドへ向かわず、何かを考えているように暫く立ち尽くしていました。
……まあ吸血鬼と魔人は、カメラもレーザーも関係ない、透明になる魔法にかかっているのですから。時間をかけても、魔法が続く限りなら問題はありませんね。
さて、ようやく決心がついたのでしょう。
三人仲良く同時に一歩を踏み出し、ゆっくりと、王女さまの眠るベッドに近づきました。
そして、ようやっとこの三人の男たちは、王女さまのお顔を見るのです。
ずっと、ずっと会いたかった
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ミトコンドリア - いちごだいふくlikeさん» いえいえ、全然待ちます！主様のペースで更新してくださいね＾＾ (2021年9月17日 11時) (
レス) id: 8e0e1b8b81 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - ミトコンドリアさん» 実はまだ本当に少しだけしか内容が決まっていないので……お見せできるまでもう少し時間がかかるかもしれませんが、、、気長にお待ちいただけると嬉しいです！！ (2021年9月17日 10時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふくlike(プロフ) - 藤さん» コメントありがとうございます！どの作品にもコメントして下さり、本当にありがとうございます。ご期待に添えられるよう、これからも変わらず努力して参りますのでどうぞよろしくお願いします！ (2021年9月17日 10時) (レス) id: 851fdc26ff (このIDを非表示/違反報告)
ミトコンドリア - え！SPECIAL STORYですとぉ！？どんなお話かとっても気になります、、！最高です！まってます！ (2021年9月17日 8時) (レス) id: 8e0e1b8b81 (このIDを非表示/違反報告)
藤(プロフ) - こんばんは、こちらのお話も楽しみにしていました！あすてい様の作品が本当に大好きでどの作品も毎日読んでしまいます、他の作品も合わせこれからの更新楽しみにしています！ (2021年9月17日 3時) (レス) id: 239e12852c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすてい | 作成日時：2021年9月13日 2時
