【ドラコ・マルフォイ】グリフィンドールのりんごちゃん (ページ37)

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Aとシェーマスは裏庭のベンチで風に当たりながら飲み物を飲んでいた。

シェーマス「きみ、最高だよ！一年生の頃から思ってたけど、年々美人になるんだもん」

シェーマスは、今までずっと秘めていた気持ちをぶちまけていた。

A「あ、ありがとう…じゃあ、私のどこが、好き？」

Aは、この質問でバックの中に入っていた手紙を書いたのがシェーマスなのかどうかを確かめようとしていた。こんな質問をするのはすっごく恥ずかしかったが、差出人を知りたい一心で顔を赤くしながら聞いた。

シェーマス「え、あ…その真っ赤なほっぺたとか…ぱっちりした目とか、何より優しいし、友達思いで…」

A「あ、もういいの！ありがとう…」

シェーマスのAに対する愛は思っているより深く、いつまでも止まらなそうなので止めた。でも、あの手紙に書いてあったのとは違う…やっぱりシェーマスじゃなさそう。

本当に差出人に心当たりが無い。まさか、いたずらとか？

シェーマス「A」

手紙を書いた差出人のことをずっと考えているとシェーマスは真剣な顔でじっとこちらを見ていた。

A「…ん？どうしたの？」

シェーマスのいつもとは違う異様な雰囲気を察し、困惑しながら返事をする。

A「っ…」

突然シェーマスに力強く肩を掴まれ、驚き固まっているとだんだんとシェーマスの顔が近づいてくる。

A「あ、ちょっ…待って！こういうのは…その、まだちょっと早いと思うの…」

シェーマス「あ、ごめん……僕のこと嫌いになった…？」

A「そんな…！まさか…！嫌いになんてならないよ！」

シェーマス「そっか、良かった」

ディーン「シェーマス！ちょっと来て！」

遠くでディーンがシェーマスを呼ぶ声が聞こえた。

シェーマス「あ、うん！ちょっと、待ってて」

A「うん…」