【ドラコ・マルフォイ】グリフィンドールのりんごちゃん (ページ31)

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パーティーまであと３日ほど。

ほとんどの生徒が既に相手を見つけ、パーティーを心待ちにしていた。

しかしマルフォイは違った。マルフォイも相手はいるが、目当ての相手はAだけだった。

ここで諦めるべきか。Aの相手はどんな人なのか。ただの友達か、それとも付き合っている相手なのか。

マルフォイは諦めきれず、グリフィンドールとスリザリンの合同授業である魔法薬学の授業中羊皮紙に思いを綴ってこっそりAのバッグに忍ばせた。

ただ、もしも Aが自分の事をただの憎い相手としか思っていなかったら、今後今までどおり普通に接することができない。それを考えると怖くなった。なので手紙には差出人の名前をかけなかった。

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授業終了後

A「はぁぁ。魔法薬学って大嫌い。」

ハーマ「えぇ。だってスネイプの授業ですもの。好きになれっこないわ。スリザリンびいきだしね。」

ロン「でもまぁ今日の授業はこれで終わりだから良いよ。早く寝たい」

四人は他愛のない話をしながら寮へ戻った。

Aは、自分の机でバックの中身を整理していた。今日の分の教科書を出して明日の分の教科書を入れる。

ふと、バックの中に見覚えのない紙が入っているのが見えた。

A「………なんだこれ」

“A・マーシュ様

あの時から君の横顔が脳裏に焼き付いて離れない。君の綺麗な髪、長い睫毛、ほのかに香る甘い香り。全てが僕をおかしくする。”

その手紙を読み終わったあとAは顔を真っ赤にして何が起きているのかを把握しようとしていた。

でも、嬉しかった。誰かが私をこんな風に想っているなんて思ってもいなかった。

差出人が不明なのが悲しいけど。

あの時っていつだろう。