Free! 貴方が大好きです！2《七瀬遙》

71話☆ ページ34

着替え終わった後逃げるように帰る凛の腕を遙は掴んだ

遙「待てよ凛！どうしたんだ？今日のお前何かおかしい」

その手を凛は振りほどいた

凛「やめる…俺はもう水泳をやめる…」

か細い声で言い、凛は帰って行った



渚「それ僕も知らなかったよ」

遙「あの時は皆には言えなかった…」

渚「だからハルちゃん中学で水泳部止めちゃったんだね」

真「凛を傷つけた罪悪感を感じてハルは競泳をやめた」

怜「だったら！この前の勝負で全て終わりじゃないですか！遙先輩は自由になれたこれからは好きに泳げばいい！なのに何故またっ…負けたことで悩んだり向こうは向こうで今度はリレーで勝負を挑んできたり、意味が分かりません！」

渚「怜ちゃん…」

真「ハル…？」

遙「それは俺にも分からない…だけど今は何故かまた凛と勝負出来ることが楽しみなんだ」

遙は少し笑顔でそう言った

その後私たちはバラバラで帰った

帰り道私達は無言だった…だが手だけは繋がったままだった

家につき、遙は口を開いた

遙「Aも…怜と同じだったか…？」

「あ…っ…ぅん…」

遙は振り向き私を抱き締めた

「はる「ごめん…」

「何で謝るの…？確かに私は知りたかった…けどね？昔とか今とか私には関係ないの…遙が居てくれるだけて私はいいの…」

遙「…Aありがとう」

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