Free! 貴方が大好きです！2《七瀬遙》

65話☆ ページ27

真「あぁ」

渚「えぃ！」

そう、今私達はヨーヨーすくいをしていた

遙はもう4つ取っていた

少年Ａ「ねぇねぇ！」

少年Ｂ「何？うぉ！」

少年Ａ「なっ！」

少年Ｂ「すっげー！」

遙「ん？」

少年Ｂ「あんなたくさん…いーなー」

遙は手に持つヨーヨーを見て

遙「欲しいならやる」

少年Ａ「え!?」

少年Ｂ「やった！」

少年Ａ「たっちゃん達に自慢しようぜ！」

少年Ｂ「おぅ！」

少年達は喜んで走っていった

遙はその後ろ姿を眺めていた

真「リンゴ飴懐かしいねー」

遙「あぁ」

渚は後ろでしゃがんでいた

遙「さっきから何してるんだ」

渚「うわっ！あっ…ハルちゃん今の…聞いて…」

遙「凛が来てたのか」

渚「ぅん…」

遙「そうか…もういいから怜に戻って来いって言ってやれ」

渚「…うん！それじゃ僕怜ちゃん迎えに行ってくるね！」

渚は走っていった

そして、私たちは鳥居のある場所に来ていた

真「はい」

ま「買ってきたよ♪」

遙「サンキュー」

「ありがと」

私はもらったジュースをあけ一口飲んだ

真「俺さこの前のリレーぶっつけ本番で必死だった。次につなげなきゃって…がむしゃらに、泳いで…でも泳いでるうちに思い出したんだ…あの時の景色…ハルと皆とリレーを泳げた事が俺は嬉しかったよ」

遙「!?っ…俺は…分からなくなった…」

真「え？」

遙「泳ぐのに理由なんかなくていい、水を感じれればそれでいい…今まではそう思ってた…けど、アイツに負けたとき目の前が真っ暗になった…俺はもう…凛と泳げない…」

遙は悲しそうな顔をした

遙「全てがどうでもよくなった…大会も何もかも…でもそんなときおまえ達の試合を見たんだ…俺はずっとこいつ等と頑張ってきたんだ…そう思った…ただの人数合わせかもしれない、でもおまえ達がリレーに出たいならいい…出てみようって…その時に思い出したんだ。一つの、コースを、つないで泳ぐこと、ゴールした場所に皆がいること…そのことが！嬉しかった！俺も…！」

真「ハル！」

渚「ハルちゃん！今の言葉本当！」

真「二人ともいつの間に！」

怜「答えはもうでています、遙先輩！」

遙「渚…怜…真琴…俺もリレーに出たい、おまえ達と泳ぎたい！もう一度！」

真「ハル！」

真/渚/怜「「「うん！/はい！」」」

渚「それじゃー明日から全国目指して猛特訓だね！」

怜「燃えてきました」

真「じゃあ、明日に備えてもう帰ろーか」

遙「いや最後に」

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