愛しい君へ3

変わる未来 ページ23

最初死ネタありますが、最後はハッピーエンドになります。
少し長めのお話になりますm(__)m

………………………
ar side



知念との約束に遅れ気味の俺。


急いで待ち合わせの場所に向かっている時、俺のスマホが鳴った。


…山田？


山｢もし｢ごめん、山田！ちょっと今急いでて後でかけ直す！｣｣


山｢…いや、大したことじゃないからいいよ｣



後で家に帰ったらまた電話しよう。


この時の俺は呑気にそんなことを考えていた。


もし、この時


山田の話を聞いていたら


未来が変わってたのかな…。




｢やっべ！5分遅刻だっ、！｣




約束に遅れている俺は

そんなことには気づかなかった。




知｢今日の分大貴の奢りね｣


｢え"、｣


知｢当たり前でしょ。何分遅刻したと思ってるの｣




やっぱり俺の奢りか…。まあ遅れたのは俺だもんな




｢仕方ない、…奢っ｣pururu

｢ん、誰だろ｣




また山田か？なんて思ったが電話はマネージャーだった。




｢はい、どうし｢おい、今どこにいる？｣｣


｢えっと、今知念とご飯に来てますけど…｣


マネ｢だったら今すぐ知念連れて平成総合病院に来い！｣


｢え、なんで、｣


マネ｢っ、山田が…｣




山田に何かあったのか？

マネージャーの次の言葉は俺の思考を止めるのには十分だった。




｢…………ぇ、｣




カシャンと音を立てて落ちるスマホ。


呆然と固まる俺を不思議そうに見る知念。




｢っ、｣ｶﾞﾀｯ

知｢大貴！？｣



勢いよく立ち上がり、レジに十分すぎるくらいのお金を置いて店を出る。


お釣りを貰ってる暇なんかない。


一刻も早く病院に行かなくてはならないから




知｢ちょっと、どうしたの？｣




何も知らない知念を引っ張りタクシーを捕まえる




タク｢お客さん、どこま｢平成総合病院｣｣


｢急いでくださいっ、｣




速く、速く…




知｢大貴！｣


｢っ！…ちね、｣




知｢何があったの？マネージャーの電話で何か言われたの？｣




いつもと違う俺の様子に、心配そうに聞いてくる知念




｢っ、山田が、山田がっ｣


………………


マネ｢っ、山田が…｣


………………



｢｢亡くなったって｣｣


知｢……は、？｣

･→←･

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す