恋の終わり ページ13
ym side
"好き"
そう言うと彼は困り顔で目を見開いた。
あまりにも予想通りの反応に、自分のことなんか見てなかったんだという実感が湧いてくる。
ずっと一緒にいたから、ずっと見てきたからこそわかってしまった彼の気持ち。
それでも.......ほんの一時でもいいから友達以上としてみて欲しかった。
そんな俺のわがままから始まったこの告白。
だからといってこれからの彼との関係は変わることはないだろう。
そういうところを含めて好きになったのだから。
ar｢ごめん、俺っ.......｣
｢....知ってるよ、大ちゃんが雄也のことが好きだって｣
俺が大ちゃんを見ていても視線が交わらないのは、大ちゃんも同じように雄也のことを見ているから
｢だから、俺の事好きになってなんて言わない。｣
｢でも、知って欲しかった。.......それだけだから｣
付き合いたいとか、そばにいて欲しいとかそんな高望みなんてしない。
俺にとっては大ちゃんの幸せが俺にとっての幸せだから
｢話は、これだけだから.......行っていいよ｣
ar｢っ、ほんとごめん｣
｢そんなに謝んなよ、これからもよろしくな｣
ar｢やまだっ、｣
｢こんなことで崩れるような仲じゃないだろ？｣
ar｢っ、ありがと、またな｣
俺に背を向けて歩き出す大ちゃんにまた好きだと言いそうになる。
これで俺の恋はもう終わり。
｢.......大好きだよ｣
もう後ろ姿も見えなくなった頃
誰もいない廊下で1粒の涙と共に静かにそう呟いた。
end
作者です。
大変遅くなってすみません(；；)
若干のスランプです.......。
がんばります、
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haru1426(プロフ) - JUMPLOVEさん» 読んでいただいてありがとうございます！そうです！たまに好きな歌を元に描きたくなってしまって(^^;) (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 31752a0713 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - なんか、「別れ」が桜咲いたよみたいだなぁと思ったんですけど、もしかして素材に使ってます？？素敵だなぁって思って…つい気になってコメントしちゃいました(^_^;) (2019年11月4日 23時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haru＿Ariyama | 作成日時：2019年11月4日 20時
