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2話 ページ3
「おい!マグロ!」
はぁ…くだらない。
俺も慣れたもんだよ。
ただ黙って時間が過ぎるのを待てば、
こいつらがいなくなるのを幼い頭ながら知っている。
「ねぇ、こいつの名前、
"マグロ"じゃなくて"目黒"だけど?」
驚いて顔を上げると、
キリッとした目に、
薄い唇。
俗に言う"塩顔イケメン"
「やべ!1個上だ!逃げろ!」
1つ年が上というだけで、
尻尾を巻いて逃げるところが小学生らしい。
「俺、渡辺翔太。よろしく。」
さっきの怖い顔とは違って、
ニコッと笑う。
「僕は目黒蓮と言います。
助けてくれてありがとう。」
これが俺と翔太くんの出会い。
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作者名:覇瑠 | 作成日時:2020年2月23日 22時