検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:6,392 hit

Re:6話 ページ7

『じゃあね!…うーん、治兄ちゃん!』



“兄ちゃん”、その響きが太宰の心を浸透させていた。



「…じゃあね」



嬉しさで表情が自然と柔らかくなっていた。



その頃森は



「…未来を知る少女か…半信半疑だけど“魔人”はどこからその情報を手に入れたのだろうねぇ」



帰り道を歩くA達三人をモニターで見ながら意味ありげに呟いた。

帰り道



『(なんで森さん知ってたんだろう?異能力のこと。

知っていたとしてもそれがどう勝利に繋がるんだ?真逆異能力ではなく私の他の能力?

うーん…)』



と、ひとりでもんもん考えていると、不意にAの上から織田の声が聞こえる。



「前、危ないぞ」

『へ?』



目の前には電柱。注意力が散漫していたので止まれるはずもなく…



ゴッ



『〜〜っ!ぅぅ…いったぁ〜』



勢いよくぶつかった。額が少し腫れ、Aは痛そうに額を押さえる。



「…帰ったら手当てだな」

『電柱ってこんなに痛かったんだ。ヒリヒリするぅ!』



と、ブツブツ云いながら帰った。

帰宅



『注意が遅いよ〜!』

「俺が気付いたらAの目の前にあったんだ。回避出来ると思って注意した迄だ」

『注意が遅いの!もー何でここで天然さを発揮するの!』



Aを治療しながら電柱にぶつかった時の注意の遅さの話をしていた。



「あ、そういえばだが」



織田が話を変える。



『何?』

「あの時どうやって花を出したんだ?」




織田が云っているのは先日Aが咲良の両親に花を手向けた時のことだろう。

その質問にAは



『ああ、あれ?ダリアは梅の花を利用して作った。

シオンは流石に色が違うから咲良ちゃんのお母さんの服の布を一寸拝借した』



拝借していいのだろうか(作者の意見)



「そうか…天国で報われているといいな」

『……そう、だね』



そう云った2人の眼は憂いの色が差し込んでいた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

生 き て ま す 。

夏休み明けでバタバタしてしまって……

何とか更新頑張ります。

二学期制って夏休み明けにテストがあるから本当に嫌です<(`^´)>

テストの結果?(聞いてない)酷かったです。(聞いてない)

私の周りの学校(隣町だけど)三学期制が多いのですが、

三学期制の学校に通っている方はいるのでしょうか?

番外編でも作ろうかな。

Re:7話→←Re:5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2019年8月16日 1時) (レス) id: bd39a087a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はさき | 作成日時:2019年8月15日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。