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Re:20話 ページ21

コツコツと歩く音が聞こえる。暫くしたら聞こえなくなった。

そっと覗く。


『居なくなったみたい。皆、行くよ!与謝野先生も!』


私が先に降りて、皆は私の異能でふわっと(?)降ろしました。


『与謝野先生、お願いします』

「あァー君死給勿(キミシニタモウコトナカレ)ー」


与謝野先生が異能を発動する。

人は心臓が止まっても、2分くらいは生きている。
その話が正しければ、目が覚めるはずだ。





…まあ漫画で見たんだけどね☆←


「…ん。…あれ」


『あ、起きた!起きれる?』


「あ、ああ」


織田作がゆっくり起き上がる。


「君は…」


織田作が後ろの子供達と私を交互に見る。

その時、ピンッと蓋が空くような音がした。


『え…?』


私が困惑していると、織田作が




「…A」






私の、名前を呼んだ。


『お、お兄ちゃん?』


「「おにーちゃーん!」」


「んぐっ」


いつの間にか子供達がお兄ちゃんにタックルっぽいことをしていた←

にしてもすごい衝撃だったんだな。声漏れてるよ。


『お兄ちゃん、記憶、戻った?』


私が笑って声をかける。


「嗚呼。すまない、A」


子供達を撫でながら云った。お兄ちゃんの声は少し震えていた。


「治してくれたのはあんたか?」


「そうだよ」


「ありがとう」


「なぁに。医者だから当然さ。目の前の救える命は出来る限り救う」


いや与謝野先生かっこよ。そんなような台詞云ってみたい。


あ、無理か←←



自分で云ってて悲しくなってきた←



数日後


今日はおっちゃんのお見舞いだよー。

ギリギリ生きて病院行けたって。マジで良かった。


『おっちゃん』


おっちゃんはまだ覚めない。

骨折、内臓裂傷、脱臼。至る所に包帯と点滴がある。

何時覚めるのだろうか。


今日は花を置いて病院を後にした。









そのあとおっちゃんの目が覚めるとも知らずに。

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りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2019年8月16日 1時) (レス) id: bd39a087a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はさき | 作成日時:2019年8月15日 14時

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