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時々、私はピアノの楽譜を見に、楽器店に行く。




楽器店といえば、楽器しか無いように思えるけど、楽譜とか、音楽の雑貨とか、色々あって楽しい。





今日も、ここを訪れていた。






「あ、いらっしゃーい。」





「こんにちは。」





楽譜などは4階で売っているので、階段を上って4階へ。





静かなクラシックが流れる店内には、お客さんは、私以外に2人ほどいただけだった。






さほど気にせず、私はいつものようにピアノの楽譜のコーナーへ。






いつもは私しかいないその空間に、

ひとりの大学生くらいの男の人が楽譜をパラパラとめくって立っていた。





…男の人でも、ピアノ弾く人いるんだな。






男の人、ピアノ、と聞くと、どうしてもあの人を思い出してしまう。






………その後ろに、ハンカチが落ちていた。





…これはこの人のものだろうか。





私は、それを拾った。





「あの、これ落ちてましたよ。」





声をかけると、男性はゆっくり振り向いた。





私は、びっくりして少し固まった。





…他人の空似と思いたいけど。






廣瀬楓君にそっくりだった。






「………あの、どこかでお会いしましたっけ。」






この一言で、更に驚いた。






…私、こんなに変わったのに。






………いや、誰かと間違えてたのかも。





そう思い、






「……どうしてですか?」





そう聞いた。






「いや、中学の同級生に似ていたので…」






更に驚いた。






…でも、






「…いえ、人違いだと思いますよ。」






そう答えた。






「…そうですよね、なんかすみません。ありがとうございます。」






礼儀正しくお礼を言ってくれた。





「…いえ、それじゃあ。」





私は雑貨のコーナーに移動した。






………この少し速くなっている鼓動は、気のせいだ。






「………嘘でしょ。」






…中学は、私の黒歴史。






封印するんだ。






だから、これはなかったことに………

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ミナ @メイン(プロフ) - まぁこさん» そ、そうですか?照れます笑笑 了解しました!私も書きたいと思っていたので、近いうちに書きます! (2018年11月26日 7時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
まぁこ(プロフ) - こんばんは!衝動書きでここまでって、すごいですね!なんか、感動で泣いちゃいました!笑 よかったら、2人のその後の話?的なのを書いていただきたいです!よろしくお願いします! (2018年11月25日 21時) (レス) id: 0fca2029db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナ | 作成日時:2018年11月25日 20時

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