相変わらず ページ4
そしてその日の昼食時間。みんなでテストの話をしていた。
「そういえば、藍上さんって、どんな勉強しとるん？この間の中間テストでも１位やったよね？」
話の矢先が私に向かった。
「…えっと…」
こういうすごくキラキラした目で見られるのは、慣れてない。
「…別に普通、だけど。」
「普通って！さすがやなぁ…」
…本当に特別なことはしていない。
……ただ、わからない問題とかあったら、イライラするからわからない問題は無くしているけど。
「試験勉強に加えて体力面でも万全に…あイタ！！」
緑谷の頭に何かが思い切り当たった。
「ああごめん、頭大きいから当たってしまった。」
…体育祭でなんか話したような…
「…モノマネ？」
「物間だ！！」
…ああ、そうだ。思い出した。
「君ら、ヒーロー殺しに遭遇したんだってね。
体育祭に続いて注目を浴びる要素ばかり増えてくよね、A組って。」
その後、すごくどうでもいい話が長々と続きそうになったので、私は再び昼食を食べ始めた。
「ふっ…」
「シャレにならん。飯田の件知らないの？」
すると、B組の拳藤？って人が物間の的確な位置にチョップし、力を抜かせた。
「ごめんなA組。こいつ心がちょっとアレなんだ。」
…拳藤、いい人だ。
と、私が感動していると、実技試験は対ロボット戦、とのこと。
…わざわざライバルである私たちにこんな有力な情報を与えてくれるなんて、
拳藤は性格がいいんだなぁって思った。
・
そしてその日の放課後、
「んだよ、ロボならラクチンだぜ！」
芦戸と上鳴は、やったぁ、と口を揃えた。
…入試の時のロボってことは、体育祭の巨大ロボか。
……あの時は障害物競争だったから逃げたけど、今回はテスト。
攻撃をしなければいけないのだ。
…策を考える必要がありそうだ。
「人でもロボでもぶっ飛ばすのは同じだろ、何がラクチンだ、アホが。」
爆豪が相変わらずの口調で言った。
「アホとはなんだ！！アホとは！」
「うっせえ！調整なんか勝手に出来るもんだろ、アホだろ！
なあ、デク。」
不意に矢先は緑谷へ。
どうやらあのヒーロー基礎学が癪に障ったらしい。
「完膚無きまでに差アつけて、テメェぶち殺してやる！」
そして私、
「藍上、」
轟を見て言った。
「轟、テメェらもだ！覚悟しとけや！！」
言い捨てて、ガンっとドアを閉めて教室から出て行った。
…相変わらず悪い口。
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咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
