＃ ページ23
…大丈夫、大丈夫。
私には怖いものなんてない。
そう自分に言い聞かせ、私は森の中で“ある人”を探す。
「……お……だ…」
聞き覚えのある声がする。
…見つけた。
…爆豪と轟。
…本当に私はついてない。
「きれいだ、きれいだよ…」
…ヴィランが此処にもいるなんて。
「きれいな肉面。ああもう、誘惑するなよ…
仕事しなきゃ。」
「交戦すんなだぁ？」
「そう。特に爆豪。」
私は森から出て行った。
「ハァ？…クソ、なんでオメェがいるんだよ、藍上」
急に出て行った私に、二人は少しびっくりしたらしい。
「…なんでお前がいるんだ？」
「爆豪、あんたはヴィランに狙われてる。」
私は轟の質問には答えず、それを告げた。
…此奴のヒーロー志望とは思えない言動っぷりを側から見れば、
ヴィラン側に行く…と考える奴もいると思う。
…でも、爆豪はそんな奴じゃないって、わかってるから。
………犠牲になるのは、“本物の私”だけで良い。
「…は？どういうこった。」
「とにかく、絶対に一人では行動しない事。
…轟、そのおぶってる人貸して。」
「…ああ。」
轟は、頷き、私に渡した。
自身の鏡にその人を入れ、施設の鏡に移動する。
洗面所の鏡について、急いでB組のブラド先生の元に行く。
「ブラド先生、」
「な、…お前はA組の、」
「藍上です。この人、ヴィランのガスにやられてます。よろしくお願いします。では。」
「な、おい藍上！」
「おい待て！」
背中から聞こえる色んな人の声を無視し、私は再び洗面所の鏡に戻る。
そして爆豪、轟の元に戻った。
その時だ。
【A組B組総員______…戦闘を許可する！！】
マンダレイのテレパスが、頭の中で響く。
…許可された、いいんだ。
そして私は爆豪たちの元に戻る。
【生徒のかっちゃん！わかったかっちゃん！？
かっちゃんはなるべく戦闘を避けて！！単独では動かないこと！！】
マンダレイのテレパスで同じことを言われ、二人とも驚いている様子。
「耐えなきゃ…仕事を…しなきゃあああ
あああ＿＿＿＿＿」
その間にもヴィランは歯の個性で攻撃してくる。
「不用意に突っ込むんじゃねぇ。
藍上がなんで知ってるかは知らねぇが、とりあえずお前が狙われてるってことは確かだ。」
「クッソどうでもいいんだよ！！」
…守るんだ、A。
偽物なら、偽物でしかできないことがあるはずだ。
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咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
