信じたくない ページ11
「いってきます。」
「気をつけて。私は昨日会ってきたから。」
「うん。いってくる。」
そして翌日、日差しが強くなり、少しずつ蝉も鳴いてきた。
…そろそろ夏だ。
病院の中に入ると、心地よいクーラーの風が私の長い髪を揺らした。
いつも通り、鏡華の病室に向かおうとした。
…けど、
「一体何処に…」
「なんで急に…」
「探せ！隅から隅まで！」
…心なしか、すごく騒がしい気がする。
「…」
取り敢えず病室に向かった。
ガラッとドアを開ければ、
私と同じ色の髪をした妹がいる。
………はずだった。
「…鏡華…？」
無造作に布団が置いてあるのみ。
………そこにいたはずの、妹がいなかった。
「あ、藍上さん！大変なんです…」
看護師さんが信じられなかった。
『藍上鏡華さんが、姿を消しました。』
…耳を、疑った。
「…どういう、ことですか。目を、覚ましたん、ですか。」
「それが…」
気まずそうに目をそらす看護師が、本当にイライラした。
「…鏡華は！妹は何処にいるんですか！？」
「お、落ち着いて下さい…」
私は私らしくなく、いつもの冷静さをなくした。
「落ち着いて…？
冗談じゃない。大事な妹がいなくなったんですよ？落ち着いていられる訳ないでしょう！？
妹は…何処にいるんですか！？」
「落ち着いて下さい、藍上さん…」
トラブルに気づいた医者が、私を抑えた。
「鏡華を…鏡華を返してっ…」
私はその場に、崩れ落ちた。
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咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
