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バクバク、
バクバク、
「ハァ…ハァ…」
あまりの苦しさに心臓のあたりを掴んだ。
…なんで、こんなに…
【夜中の1時ごろ、南腑市に無数のヴィランが…】
「…ハァ、」
記事を読み進める程に苦しくなる。
理由は全くわからない。
「…様、お客様！」
焦ったような声に、ようやく現実に引き戻された。
「大丈夫ですか？呼吸が荒いですが…顔色も真っ青ですが…」
店員さんの心配そうな問いかけに、
「…大、丈夫です。…すみません、閉館、ですよね。…遅くまで、すみません…」
途切れ途切れになりながら返して、
よろよろと立ち上がった。
「お客様！大丈夫では…」
「…大丈夫です。ありがとうございました。」
店員さんにすごく心配されていたけど、なんとか気を保ち、家までの帰り道を歩いた。
「ただいま…」
「お帰りA！どうしたの、遅くて心配したじゃない！」
「遅くなるなら連絡くらいしてくれてもいいんじゃないか？」
帰り着くなり、お父さんとお母さんが慌てて駆け寄ってきた。
「…ねえお母さん、お父さん…」
私の顔色が優れないのに気がついたのか、少し不安そうな表情になった。
「…南腑市の事件って、覚えてる？」
南腑市、
その単語に二人は僅かに動揺したのを、私は見逃さなかった。
「…さあ、もう昔のこと過ぎて忘れたな。」
「…南腑市？…覚えてないわね。」
「………そう。」
私は靴を脱ぎ、2階の自分の部屋に入った。
…南腑事件、
………これが今日1番の収穫だ。
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咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
