＃ ページ37
「Mt.レディ！？」
「救出優先………行って、バカガキ」
飛んできた敵を、自らを犠牲にして止めた。
…逃げ切るんだ、ここまできたら。
・
・
「…本当に、申し訳ありませんでした。」
助けに来てくれた、
緑谷、飯田、轟、爆豪に頭を下げた。
八百万、切島も来てくれていたらしい。
「ああ、大丈夫だよ、無事でよかった…」
「ふぅ…無事で何よりだ。」
２人は普通に笑ってくれた。
…けど、
「……お前、本当に馬鹿だよな、帰れって言われて帰れるわけないだろ、
自分だけ人質になればいい、とか、本当に何考えてんだよ。」
「お前はアホか！あんな形で助けられてもちっとも嬉しかねーよ！！」
轟と爆豪はご立腹のようで。
「…それは、本当に悪かったと思ってる。
みんながいなかったら、私は多分…この世にはいなかった。
………ありがとう。」
素直に頭を下げる。
「…わかったならいい。」
…よかった。
オールマイトたちが、鏡華を保護してくれたと聞いた。
あとは………
ふと、モニターを見上げると、
「っ、」
オールマイトが、しぼんでいた。
これが、オールマイトの
…でも、平和の象徴である事実は変わらないから。
「…勝って、オールマイト！」
「「勝てや！オールマイトっ！！」」
爆豪や、緑谷とも声が重なって。
………オールマイトは、最後の力を振り絞ったのだろう。
中継のカメラも揺れている。
すごい風圧が起こって。
「…」
一瞬、何が起こったのかわからなかった。
でも、モニターの中の平和の象徴は、片手をあげて、
ズムッ
「っ、……」
力が抜けた。
「…オール、マイト…」
………オール・フォー・ワンを、
「「「「「「オールマイトぉぉぉぉぉ！！！！！！！」」」」」」
倒した。
『次は、』
その場が一瞬にして静まり返る。
観ると、モニターの中のオールマイトは、こちらを指差していた。
『君だ。』
たった一言。
発されたメッセージ。
まだ見ぬ敵に向けられたものか。
………いや、
自然と目の前で涙を流し続ける緑谷に目がいく。
…爆豪も同じことを思っていたみたいだ。
『次は、君だ。』
言い換えれば、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿私は、もう全て出し切ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 603人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
