＃ ページ27
…よかった。
私は見つからないようにマントを深く被り直す。
「Mr.、避けろ。」
「！、ラジャ」
荼毘は、青い炎を勢いよく３人に向けて出す。
「っ！」
緑谷は、特に凄い怪我だった。
それに、轟と障子も炎を浴びる。
…堪えろ、皆にバレたら…
「死柄木の殺せリストにあった顔だ！そこの地味ボロ君とお前！なかったけどな！」
「トガです！出久くん！」
トゥワイスは轟へ、トガは緑谷へと攻撃する。
轟は流石の氷結、緑谷は障子が助けに向かう。
「いってて…とんで追ってくるとは！発想がトんでる。」
Mr.はパッと元の姿に戻り、マントをはたいた。
「爆豪は？」
荼毘が尋ねると、Mr.はポケットを弄る。
…が、
「二人とも逃げるぞ！！今の行為ではっきりした…！
個性はわからんが、さっきお前が散々見せびらかした＿＿＿＿
右ポケットに入っていたこれが常闇・爆豪だな。」
障子の手のひらの上でコロコロと転がる水晶。
……違う。
「合図から５分経ちました、行きますよ、荼毘。」
黒霧がそう告げ、トガ、トゥワイスは霧の中に入る。
「ああ…アレはどうやら走り出す程嬉しかったみたいなんでプレゼントしよう。
悪い癖だよ。マジックの基本でね、モノを見せびらかす時ってのは………」
仮面を外し、舌を出す。
「トリックがある時だぜ？」
…やっぱり、そう簡単には返してくれない。
「そんじゃーお後がよろしいようで…」
その時だ、
「！？」
横から、見覚えのあるレーザーが発射された。
Mr.の顔にクリティカルヒットし、常闇と爆豪は外に出た。
一つは障子がなんとかキャッチし、
「哀しいなぁ、轟焦凍。」
…荼毘の手の中に爆豪は捕らえられた。
「確認だ、解除しろ。」
…ただ見てるだけか？
…また守れないのか？
私は………
「問題、なし。」
頭の回転よりも、動くのの方が早かった。
「！？」
ニヤリと口角を上げる荼毘の手首に向かってチョップし、
「…来ないで。」
その手が怯んだ隙に、爆豪の背中を思い切り押す。
「なっ……」
その反動で、私が深く被っていたはずのマントが落ち、顔が露わになった。
「藍、上…？」
…もう、後悔なんてしたくない。
苦しいのは私だけで十分だ。
少し涙が光るけれど、それでも口角を上げる。
…最後は笑って助ける。
「…ばいばい。」
それが、ヒーローだと思うから。
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咲楽 - とても面白いです！続行へんも今から読みます！ (2022年1月1日 23時) (
レス) @page40 id: 5b8ca2bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 遊星さん» また更新再開します！！遅くなってすみません、読んでいただけると嬉しいです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - ちぃとんさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 桜さん» ありがとうございます！！私もこの夢主ちゃん気にいってるんです！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 莉奈さん» そう言ってもらえて嬉しいです！これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします！ (2019年3月7日 19時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年10月21日 7時
