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その後、
「キミ！キミが危険を犯す必要はなかった…って、ヘドロの時のキミじゃないか。
また危険を犯して…」
「す、すみません。」
勝手に飛び出して危険を犯した僕はプロヒーローたちにみっちりと叱られた。
「キミ、すごいね！あのスピードでよく子どもを救出したよ！
将来はヒーロー志望かな？」
あの少女はプロヒーローに絶賛され、
「ここで、子どもを救った少女にインタビューを！
いやー、あの動き、プロヒーローにも引けを取らない見事な動きでしたね！」
メディアからも注目を集めた。
「………はぁ。」
といっても少女は興味なさそうだったけど。
そのとき、
バチッ
目があった…？
ような気がしたけど、すぐ逸らされてしまったからわからない。
「…あの、私用事があるので帰ります。」
そう言って歩き出した少女に、思わず僕は呼び止めようとする。
けど、メディアに先を越されてしまった。
「待って、せめてお名前だけでも！」
すると、少女はゆっくりと振り返った。
「………藍上A。」
その様子があまりにも綺麗で、僕たちも言葉が出なかった。
「本当にすみませんでした！気をつけます！」
「あ、ちょっと…」
プロヒーローに謝って、僕はあの少女の後を追いかけた。
聞きたいことがあったから。
全力で走ったけど、
「ハァ、ハァ………ダメか。」
そう簡単に見つかるわけがない。
「…もう帰ろ。」
帰り道を歩き出したその時、
「………随分と独り言が大きいのね。」
「えぇ！？」
後ろから声がして、振り向くと、さっきの女の子が壁に寄りかかってたんだ。
「…私に何か用？」
…もしかして、
「それでわざわざ待っていてくれたんですか？」
「……」
無言が、肯定しているのも同然だった。
「あ、ありがとうございます！」
僕は勢いよく頭を下げた。
「……そんなのいいから、早く要件を言ってもらいたいんですけど。」
「あ！はい！あの…」
僕は拳を握りしめた。
「貴方のさっきの瞬発力、反射神経、凄かった…
その鍛え方を教えて下さい！お願いします。」
もう一度、頭を下げる。
「………」
女の子は、少し沈黙した。
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火影 - すいません作者さん……貴方………天才ですか？！この小説最高です！！これのおかげで毎日楽しみです(^^) (2021年5月9日 0時) (
レス) id: dda31893c0 (このIDを非表示/違反報告)
noslmqgxmw)rr - はじめてよんだけどおもしろかったです。 (2019年10月29日 15時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
ジミン - ミナさんともだちになりませんか？(よかったら) (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
西小の柚季 - 見たことなかったけど、おもろかったーー！ (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
ジミン - 可愛ゆくてえらいねー (2019年10月21日 14時) (レス) id: cb76a0c0de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2018年8月10日 14時
