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「石原、君…」




魔王の手の中に、


いとも簡単にすっぽりと握られている



輝夜は、







苦しそうに言った。







「輝夜さん!大丈夫!?」







「安、藤、君、まで…」









「ほう?魔力を分けてもらったのか…





…まあどうせ俺たちにやられるだけだけどな。」





片眉を上げ、さも楽しそうに笑う此奴は、







悪魔だった。





…さあ、どうするか。






目の前の此奴の気を引かせて




力を抜けさせるか、それとも…









「…来ないなら好都合。…ああそうだ。」





魔王は、口角をニヤリと上げた。





「人間、この魔法使いを今から始末するんだ。





………そこで大人しく見ていればいい。」






…始末…?





「っ!?、やめ、痛っ……」





拳に込める力を強くし、





輝夜を締め付けた。






怒りしかなかった。






ただ、助けたかった。






…俺も、何が起こっているのかわからなかった。






「…輝夜を離せ。」






自分でもよくわからない呪文を唱え、





杖を振りかざす。







すると、







「な、なぜだ…ただの人間に…」







輝夜が魔王の手から離れ、




俺の元に浮かんで戻ってきた。






「…え、」





「凄い…凄いよ石原君!





あとは、






…………私に任せて。






反撃開始だ。」








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設定タグ:名前変換オリジナル , 恋愛 , ファンタジー   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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あや - ミナさんの小説、ほんとに面白すぎます!私にはこんな文才ないんでうらやましいです…これからも頑張ってくだい!応援しています! (2020年5月29日 14時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - シグさんSさん» ホントなんですよ笑 でもそう言ってもらえて嬉しいです!また思いついたら挑戦してみようと思います! (2018年12月24日 9時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
シグさんS - 面白かったです!…初めてのファンタジー?うそだぁ。絶対初めてじゃないって。こんな面白いのに初めてっヤバイって。というレベルで面白かったです!これからも頑張って下さい! (2018年12月23日 21時) (レス) id: e6f3c704f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ @メイン(プロフ) - 如月 唯奈さん» ですです笑 でも上手くできていたならよかったです! (2018年12月23日 8時) (レス) id: dbbaa59aee (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - え?初めてなんですか?話の展開とか、面白いので二週繰り返して見てしまいましたっ! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナ | 作成日時:2018年6月28日 17時

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