遠い昔の話�� ページ35
ザワｯ
風もないのに不自然に揺れる草木
「…おっと、お客様がいらっしゃったようだ」
「そーみたいね。しかも結構大人数。やになっちゃう」
「どの口が言ってるんだ。…全く、物騒な世の中になったものだ」
「今の言葉そっくりそのまんまアンタに返すよ」
軽口を叩く2人。それでもその目爛々とこれから起こる事を心底待っているかのように妖しく光っていた
「ぱぱっと終わらせて帰りたいから遊ぶなよ」
「それに関しては大賛成だから、今回は大人しくしといてあげるよ」
言葉が言い終わる頃には、2人の姿は消えていた
その代わり辺りに溢れたのは膨大な魔力
紅い月が黒く染まりそうな程にどこまでも邪悪で強力なそれは、あっという間にターゲットを赤く染める
数分後、そこに残るのは2人の影と小さな嗤い声だけだった
ーーーーーー
ーーーー
ーー
「…それ、本当にAとミスターの話なわけ…？」
「えぇ。特にAなんてあんな可愛らしい顔して根っからの戦闘狂だから、手下のアンタ達じゃ手も足も出ないわよ」
その言葉に流石に血の気が引く2人
「ミスターとAって元は人間、だったのか…？」
「さぁ。詳しい事は何も知らないわ。2人とも自分の事は何も喋らないし、何で今、現世とヴィランズ界を繋ぐ仲介人をやってるのかも知らない
まぁ兎に角、Aに手を出すのはやめておきなさいって事よ」
ブイブイなら多少は見逃してくれるかもしれないけど、Aに目を付けられたら元の世界に帰れなくなるだけじゃ済まないわよ、と言うとヴィーラは静かに立ち去った
「…親友」
「…あぁ」
「「Aだけは絶対に怒らせないようにしような」」
ーーーーーーー
「え？なんで私が今魔力を全く使わないかって？それはねー」「Aの奴はですね、興奮して暴走すると周り見えなくなって辺り一体荒地にしてしまうので、この私が禁止したんですよ」
「台詞取るな！しかも人の事まるで闘牛みたいな言い方して」
「事実だしー」
「読者の皆？！コイツ、今じゃ敬語使ったり、一人称私、とか言ってるけど相当ヤバいやつだったからね！！」
「人のこと言えないだろ。戦闘狂が」
「うるさーい！私はいいんだよ！！」
「…2人とも誰と話しているんだい？」
「マルフィ、今の話聞いてたの？」
「え、あ、まぁ、聞く気はなかったが、、」
「ぃよーし、歯ｧ食いしばれ」
「な、なんでｯ？！？」
「相変わらず不憫だねお前は」
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だきまくら - あいむさん» ですね...なんというか噂的にも...ね... 手下たちにからかわれて、Mr.にも絡まれてあのわちゃわちゃしたリクが好き 免許皆伝して、スキャちゃんが離れていくと考えると涙が... 守りたいあの笑顔、本当にその通りです！ (2018年9月18日 22時) (
レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - だきまくらさん» 演出凄いですよね！嬉しいけどどこか複雑な感情になってしまいますが...笑 相変わらずのお茶目さで場を和ませて貰いたいです。。守りたいあの笑顔 (2018年9月17日 13時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
だきまくら - あいむさん» 今回、初期のような演出で沢山の手下さんたちと会えるという！！ スキャちゃん、動画で見ました！めっちゃくちゃ美しかったです！けど、お茶目な一面は変わってなくて安心しました笑 頑張りますーーー！！！ (2018年9月15日 0時) (レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - だきまくらさん» 始まりましたね！！昨日お会いしてきたんですが、もう、最高でした...泣 スキャちゃんやばいです妖艶です。← 頑張ってください〜〜〜！！ (2018年9月12日 15時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
だきまくら - あいむさん» Dハロ始まりましたねぇ！ 手下さんたちも美しさが増していて、スキャちゃんも...！ どうにかして行きたいんですよ笑 今、色々必死です笑 (2018年9月11日 1時) (レス) id: d9c9a58c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2018年5月23日 23時
