眠り姫IV ページ8
あれから、何十年の月日が経った
不治の病と言われていた彼女の病気は不治の病でもなんでもなくなっていた
今はもう入院をする必要さえなく、薬で簡単に治せるらしい
マル「…君が今の時代に生きていてくれれば良かったのになぁ…」
彼は今でも彼女を探し続け、愛し続けていた
もちろん、彼女の身体が眠る場所に行って、彼女に合う花を添えることも忘れていない
マル「もうそろそろ目覚めてくれるといいんだけど」
彼女の前に立ってそう呟く
マル「なに、大丈夫だよ。私はいつまでも待っているから。君は眠り姫らしく、気の済むまで眠ればいいさ」
ニコリとヴィランズとは思えないほど、優しく笑った
マル「さて、すまないが、私はそろそろ行くよ。
マレフィセント様がお呼びなんだ」
ではまた会おう、と背中の羽を展開し、大空に羽ばたいた
マレ「おや…遅かったね」
マル「申し訳ありません、マレフィセント様。少々私情がありまして」
マレ「…そうかい…まあいいだろう
今日呼んだのはね、新しい子がきたからだよ。その子、お前が面倒みておやり」
マル「え…私がですか？」
マレ「そうだよ。その新入りというのは黒猫の子。あの子は、猫なのに瞳が綺麗すぎると逆に怖がられていた哀れな子さ…本当に幻想的で美しい瞳を持った不思議な猫だよ」
美しい瞳、その言葉に僅かながら反応するマルフィ
マル「…承知しました、マレフィセント様」
マレ「その子は人間の姿で隣の部屋にいるから行っておやり」
マル「はい」
彼は深々と頭を下げて、部屋を出た
隣の部屋の前に行き、軽くノックをすると、はい、と中から澄んだ声が聞こえた
静かに扉を開ける
マル「失礼するよ。私はマレフィセント様に仕えるマルフィ。元は鴉。君の面倒をみるようにと仰せつかった」
黒猫らしく黒髪が特徴的な彼女は、奥のソファにこちらに背を向けて座っていた
「私は、貴方の敬愛するマレフィセント様が拾ってくださった、黒猫」
背を向けたまま話す
マル「…瞳が綺麗だと聞いたんだが」
「そっか…私も自分の瞳は大好き。愛する人に褒めてもらえるから」
マル「…へぇ」
「貴方も漆黒の美しい羽を持ってるでしょ」
マル「知ってるのかい」
「とてもよく知ってる。ふわふわでとっても柔らかいことも」
マル「…それは…君と私は以前に会った事があるということかな」
「…ねぇ私の瞳、見せてあげよっか」
彼の言葉には答えずに、黒猫が彼を呼んだ
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あいむ(プロフ) - えいみ〜さん» 嬉しいです〜(*^^*) 手下を好きになってから調べたりするようになりましたwまだまだ勉強不足ですよw 心はヴィランズなんですけども、ミスターに押しかけに行ってこようかな…666年後に一緒にタワーオブテラーの最上階に行きましょうd('∀'*) (2018年3月1日 21時) (
レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
えいみ〜 - いえいえ！気が合うかもしれませんね笑笑とても感謝しています！トランプの意味をよく知ってるんですね！参考になります！アイム様がヴィランズだったらよろこんで手下になるのになー…アイム様！ヴィランズになってくださいよ笑笑 (2018年3月1日 20時) (レス) id: 4fd3296984 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - えいみ〜さん» ↓のハートの7ではなく、6です！申し訳ありません！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - えいみ〜さん» 妄想集結でしたか？！私も妄想MAXで書かせていただいたので、もしかしなくても気があっちゃうんじゃないですかね…(。-∀-)ﾆﾔﾘ← ハートの7騙されやすい、という意味らしいですよ！私の手下ですか？！手ぐすね引いてお待ちしております笑 いつでもどうぞ〜！ (2018年2月26日 21時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
えいみ〜 - 歪み、サイコー！でした！私の妄想が集結しすぎて笑っちゃいました笑笑 夢主がトランプ兵っていうのが斬新でとっても良かったです！アイム様の手下になりたくなりました笑笑本当にありがとうございました！またお願いするかも知れませんが、よろしくお願いします！ (2018年2月26日 20時) (レス) id: 4fd3296984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2018年1月8日 1時
