キスの意味��(マルフィ) ページ9
「…マルフィ…」
小さな声で名前を呼ぶとマルフィはチラ、とAを見た
マル「君との話は終わってからにしようか」
まずはジャックとだ、と彼の前まで行き、Aの手を握るその腕を掴む
ジャ「…随分と怒ってるね？何をそんなに怒ってるの？」
マル「私の大切な人をとられそうになっているからね」
ジャ「大切な人だなんて。笑わせないでよ。ろくに相手もしてあげてないくせに」
マル「…そうだな。私は今まで分かっていなかったらしい。大切なモノを取られる事がこんなに辛いことだなんて知らなかったよ」
ジャ「…ふうん。で？」
僕の首でもハネる？と目を細める
マル「…まさか。君はその事を分からせてくれたからね、今回は見逃そう。
…けれど、次同じ事をしたら、ただでは済ませないよ、トランプ兵」
ギリッとジャックを睨む
ジャ「はは、そりゃ怖いや」
ニヤと笑ってジャックが立ち上がる
ジャ「A、残念だけどさっきのお店にはもう連れてってあげられなさそうだ！そのカラスにでも連れてってもらってよ。あぁ、あとさっきの言葉は忘れてね」
やっぱり僕には恋なんて似合わないな、と帽子を深く被り直す
ジャ「じゃ、僕はこれで」
いつもと変わらないように帰っていった
それを見届けると、マルフィはAの隣に座った
「…マルフィ…？」
マル「…すまなかった」
「…うん」
マル「まさか、他の男とデートに行くほど私に嫌気がさしていたなんて、知らなかった。
君が嫌なら私達の関係は終わりにしていい。これからは仕事以外では話さないようにしよう」
「？！ちがｯ」
思わずAが反論しようとするとマルフィは彼女の口元に人差し指をやって微笑んだ
マル「…と、言いたいところだが、どうやら私はそんなに優しくないみたいだ。正直、君を離したくないし、他のやつに触らせたくもない。これからも君を怒らせてしまうかもしれない。けれど、ずっと一緒にいたいと思ってしまう。それだけ君は私にとってとても大切な存在なんだよ」
「ｯ！」
マル「だからどうか、これからも一緒にいてくれないかい？」
「もちろんっ！」
嬉しさに勢いよくマルフィに抱きつくと、彼は
マル「だから体当たりはやめてくれといってるだろう？」
と、言いつつも優しくAを受け止めた
マル「…カラスは執着心が強いんだよ」
そう言って、彼はAの首にキスを落とした
ーーーーーーーーー
首…「執着心」貴方から離れられない
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クレハ(プロフ) - あいむさん» ありがとうございます！あいむ様の文才ならぶち壊れないですよ！← リクエスト受けて下さってありがとうございます！ (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - クレハさん» コメントありがとうございます！続編を出せるのも皆様の応援のおかげでございます(＊´ｖ｀) リクエスト承知しました！絶対感動するやつじゃないですか！ぶち壊さないように頑張りますね...(汗) 続編の方に書かせて頂きますので少々お待ちくださいまし*_ _) (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - えっちゃんさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか？！それは嬉しい…たくさん更新できるよう頑張りますねd('∀'*) リクエスト承知しました！ありがとうございます！続編の方に書かせていただきますね^^* (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！わ！ほんとですか？！手下沼の底から浅い方にいる方を引きずり込もうとしてたので嬉しいですね← 皆さんが読んでくださる限り続けるつもりですので、こちらこそよろしくお願いします<(_ _*)> (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 続編ありがとうございます！ありがとうございます！(( リクエスト失礼します！もう似たものがあったらごめんなさい！主人公が何かの拍子に亡くなって、後に生まれ変わってまた出会う…って感じのが欲しいです！マルフィの話がいいです← (2018年1月7日 23時) (レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2017年11月4日 21時
