悪役の所にサンタさんは来ない�� ページ40
夢手設定
・手下の1人
・クルエラがマスターヴィランズで、元はダルメシアン
ーーーーーーーーー
ダル「今日はクリスマスだぞー！」
「だぞー」
キャンキャンとダルメシアとAが叫ぶ
エイト「だから何だよ…」
1番近くにいたエイトフットがめんどくさそうにそう言う
それでも仕事をする手は相変わらず止まらず、ひたすらに契約書の山を処理していく
部屋の隅ではジャックが白の薔薇を赤く染め、アップルは暖炉の前で読書、マルフィは鏡片手に紅茶を飲んでいた
普段と何も変わらない状況に2匹の犬は不満そうに顔を顰める
「クリスマスなのに何もしないの？プレゼントは？」
ダル「…サンタさんも来なかったし…」
その言葉に、その場にいた他の手下がピクリとする
マル「うぇるうぇる…確かサンタというのは世間一般的に『良い子』の所にくるらしいね…だから、」
エイト「…俺達ヴィランズの所に、サンタなんて来ると思ってんのか？よく考えろ」
強く冷たいその言葉に2人は押し黙る
しかし、すぐにニコリとする
「そっかぁ…犬の時とは違うんだね、ダル」
ダル「そーだな」
ほんの少し眉を下げて悲しそうに、笑った
アップル「…もう遅いから寝たらどうだ？」
ジャ「明日散歩行こう？」
「…うん…ダル、行こう」
もし今2人に元の尻尾があったら、それはただのオモチャのように下がっているのだろう。そんなテンションで2人は自室へと向かって行った
「…クルエラ様は、プレゼントくれるのにね」
Aの自室の前に来た時、ポツリと呟いた
ダル「仕方ないだろ、もう僕達は犬じゃないんだ」
「…ｯｩ…クルエラ様に会いたいよォ…」
ホロ、と瞳から透明な雫が落ちる
ダル「な、泣くなよ！僕だって会いたいんだからな！」
雫を見たダルメシアはあたふたと焦り始めて、自分の袖でAの頬を伝うそれを拭った
「ダル、今日一緒に寝よーよ」
ダル「…今日だけだからな」
2人は兄妹とかではないが、犬の時は今日のようなこんな寒い夜は体を寄せ合って寝ていた
だからこそ、今夜は嫌でも思い出してしまうのだ。
ポッカリと空いてしまったような胸を埋めるように、あの頃のように、2人で眠りについた
ダル「……」
目をつむるAを見る
泣いたせいで赤くなった目元とどこか悲しそうな表情にダルメシアも思わず胸がギュッとなる
ダル「…サンタさん、来てくれないかなぁ…」
そう、小さく呟いた言葉は闇に溶けて消えた
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クレハ(プロフ) - あいむさん» ありがとうございます！あいむ様の文才ならぶち壊れないですよ！← リクエスト受けて下さってありがとうございます！ (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - クレハさん» コメントありがとうございます！続編を出せるのも皆様の応援のおかげでございます(＊´ｖ｀) リクエスト承知しました！絶対感動するやつじゃないですか！ぶち壊さないように頑張りますね...(汗) 続編の方に書かせて頂きますので少々お待ちくださいまし*_ _) (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - えっちゃんさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか？！それは嬉しい…たくさん更新できるよう頑張りますねd('∀'*) リクエスト承知しました！ありがとうございます！続編の方に書かせていただきますね^^* (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！わ！ほんとですか？！手下沼の底から浅い方にいる方を引きずり込もうとしてたので嬉しいですね← 皆さんが読んでくださる限り続けるつもりですので、こちらこそよろしくお願いします<(_ _*)> (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 続編ありがとうございます！ありがとうございます！(( リクエスト失礼します！もう似たものがあったらごめんなさい！主人公が何かの拍子に亡くなって、後に生まれ変わってまた出会う…って感じのが欲しいです！マルフィの話がいいです← (2018年1月7日 23時) (レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2017年11月4日 21時
