絵になるような君�権┗寨�注意 ページ38
ジャ「あーあ、可哀想に」
肌の溶ける痛みに悲痛な泣き声をあげる子供を見てジャックが近付く
王妃がギリリッと2人を睨む
ジャ「それ痛いよねぇ…？お母さんも毒のせいで近寄ることもできないし、可哀想に」
アップル「可哀想。そう言うだけで何もしないんだろう」
ジャ「(ﾆﾔｯ)…ほんと、カワイソウ、に」
そして、その子供の目は光を失った
王妃「貴様ら、子供の命をなんだと思って…っ！」
アップル「？子供の命はなんなんです？」
王妃「子供には、子供の命には未来が、価値があるというのに…！！命を愚弄するのも大概になさい！！！」
ジャ「え？それってつまり、子供の命には価値があって大人の命には価値がないってこと？貴方が1番命を愚弄してるよ、王妃ｻﾏ。人も虫も同じ命なんだ」
そう言って、王妃からもう1人の方の子供を取り上げ、距離をとる
パチんっと指を鳴らすと、床に真暗な穴が出現した
王妃「な、なにを…」
ジャ「この穴はワンダーランドに続いている。それも女王様のタルトの上に、ね。運が良ければ首をハネられるだけで済むよ。運が悪けりゃ、…どうなるかなぁ」
穴の真上に子供をやる
王妃「やめ、ｯ…あなた…ｯ」
子供を取り返そうと、立ち上がるが、その足首には木の根が絡み付いていた
夫である王様に助けを呼ぶも、彼は戦いの真っ最中
こちらに目を向ける余裕さえ無い
ジャ「王妃ｻﾏ、命は平等なんだよ
だから僕達にとっては、子供も大人も等しく、命は無価値さ」
パッとその手を離した
穴は子供を飲み込み、跡形も無く消えた
その直後、足首から巻き付いていた木の根がその首をも包み込み、王妃も子供達の後を追った
「…貴方のご家族、先立たれたみたいよ」
長く、鋭い爪が王様の首に食い込む
すでに勝敗はついていた
「1人は寂しいでしょう？」
王様「たの、む、助けて…くれ、」
こんな状況でも命乞いをし始めるこの無様な男にAは、笑いを零す
「ねぇ貴方馬鹿なの？足りない頭でよーく考えなさい？
あんたは豚や牛の命乞いに耳を傾けたことが1度だってある？」
ピッと閃光が舞った
地に伏す男
カランっとやけに軽い音がして王冠が頭からずり落ちた
「あは…可愛い子…」
毒に濡れる子供を見てニッコリ笑う
アップル「A、行くぞ」
まだ高揚気分なのか、どこか爛々とした目の彼女に声をかける
紅い花を踏み、その上を歩いて生きる彼女
それは、芸術にも値する美しいものだった
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クレハ(プロフ) - あいむさん» ありがとうございます！あいむ様の文才ならぶち壊れないですよ！← リクエスト受けて下さってありがとうございます！ (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - クレハさん» コメントありがとうございます！続編を出せるのも皆様の応援のおかげでございます(＊´ｖ｀) リクエスト承知しました！絶対感動するやつじゃないですか！ぶち壊さないように頑張りますね...(汗) 続編の方に書かせて頂きますので少々お待ちくださいまし*_ _) (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - えっちゃんさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか？！それは嬉しい…たくさん更新できるよう頑張りますねd('∀'*) リクエスト承知しました！ありがとうございます！続編の方に書かせていただきますね^^* (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！わ！ほんとですか？！手下沼の底から浅い方にいる方を引きずり込もうとしてたので嬉しいですね← 皆さんが読んでくださる限り続けるつもりですので、こちらこそよろしくお願いします<(_ _*)> (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 続編ありがとうございます！ありがとうございます！(( リクエスト失礼します！もう似たものがあったらごめんなさい！主人公が何かの拍子に亡くなって、後に生まれ変わってまた出会う…って感じのが欲しいです！マルフィの話がいいです← (2018年1月7日 23時) (レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2017年11月4日 21時
