注射の話�� ページ22
ジャケットを脱いで黒いワイシャツの袖を捲り、椅子に座ると、ジャックは一度大きく深呼吸をした
ジャ「…」
すると、無言のまま、ぼーっと腕を消毒される様子を見つめる
やがて、医者が注射を手に取った
その様子でさえもじっと見つめるジャック
エイト「…アイツすげぇガン見だな」
マル「あぁ…」
あまりにもガン見なため、少し気味が悪いのか顔を顰めるエイトフット
ジャックの腕に、プス…と針がゆっくり入っていく
ジャ「……」
それでもジャックは視線を外さない
医者「はい、終わりましたよー」
ジャ「………終わったぁ？」
ふ、とジャックが始めて視線を外した
エイト「な？そんな痛くねぇだろ？」
マルフィは痛がりすぎだ、と呆れたように笑った
ジャ「え、あぁ、そうだね！」
クスリと笑うジャック
その様子を見ていたMr.Vが徐に口を開いた
V「…ジャックハート、お前、注射の最中精神だけワンダーランドに帰ってたね？」
手下「「？」」
ジャ「へぇー、ふーん…分かっちゃうんだね、さすがミスター」
ジャックがニャッと笑うと、そういうMr.Vは得意げな表情になった
マル「どういうことだい、ジャック」
他のメンツ達は分かっていないようで首をかしげている
ジャ「ワンダーランドは夢だからね、
そう言うとアップルが横からすかさず口を挟む
アップル「ほぅ？つまり注射が怖かったからワンダーランドに逃げたと？」
口元に手をやって、座っているジャックを少し馬鹿にしたような笑みを浮かべて見下すアップル
ジャ「別に！」
アップル「ふ、まだまだ子供だな」
ジャ「はぁ？どっかの老いぼれ林檎みたいに痛みを感じられないよりかはずっといいね！」
アップル「負け犬の遠吠え、だな」
V「はい喧嘩はまた後でしてーダルメシア捕まえてきて」
ジャ「ダルメシアならきっと客室のクローゼットの中だよ。隠れんぼする時はいつもそこに隠れてるからね」
エイト「それ隠れんぼになんねぇよな」
ジャ「…ま、いいのさ」
アップル「だが、嫌がるダルメシアを連れてくるのはなかなか難しいな」
アイツそこそこに力が強いだろう、とアップル
マル「全員で連れて来るしかないね」
ジャ「おやつとかも持ってってあげよーっと！」
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クレハ(プロフ) - あいむさん» ありがとうございます！あいむ様の文才ならぶち壊れないですよ！← リクエスト受けて下さってありがとうございます！ (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - クレハさん» コメントありがとうございます！続編を出せるのも皆様の応援のおかげでございます(＊´ｖ｀) リクエスト承知しました！絶対感動するやつじゃないですか！ぶち壊さないように頑張りますね...(汗) 続編の方に書かせて頂きますので少々お待ちくださいまし*_ _) (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - えっちゃんさん» コメントありがとうございます！毎日チェックして下さってるんですか？！それは嬉しい…たくさん更新できるよう頑張りますねd('∀'*) リクエスト承知しました！ありがとうございます！続編の方に書かせていただきますね^^* (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - 愛さん» コメントありがとうございます！わ！ほんとですか？！手下沼の底から浅い方にいる方を引きずり込もうとしてたので嬉しいですね← 皆さんが読んでくださる限り続けるつもりですので、こちらこそよろしくお願いします<(_ _*)> (2018年1月8日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
クレハ(プロフ) - 続編ありがとうございます！ありがとうございます！(( リクエスト失礼します！もう似たものがあったらごめんなさい！主人公が何かの拍子に亡くなって、後に生まれ変わってまた出会う…って感じのが欲しいです！マルフィの話がいいです← (2018年1月7日 23時) (レス) id: 350256b5d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2017年11月4日 21時
