さよならが近い話 ページ34
V「あと、3日…早いものだねｪ」
スキャ「…そうですね、ミスター」
そんな会話をしたのが5分前
リクルーティングが終わり、ホテルハイタワーに戻ると広間では手下たちがそれぞれの時間を過ごしていた
スキャ「？」
その様子に少し違和感を抱く
スキャ「(皆さん、疲れてる…？)」
普段なら、何人かは追いかけっこをするような元気な彼ら
しかし、今日はソファに座ってゆっくりしていた
スキャ「皆さん？どうされたんですか？」
アップル「ん？」
顔を上げたアップルの隈が濃くなっている気がした
スキャ「いや、なんか皆さん元気ないですよね？」
エイト「…あー…ハロウィンがもうそろそろ終わるだろ？魔力が弱まってるんだよ」
そういう彼は前にもまして噛みグセが酷く、手には血が滲んでいる
スキャ「魔力…？」
スカー「スカーちゃんたちは、マスターの魔法で人間の姿になってるの！けど、もう少しで契約が切れるのよ。つまり元の姿に戻りかけてるって事！」
ヴェ「あまり体力を消耗すると魔力が足りなくなってしまって、マスターにお手を煩わせてしまいますの。だから安静にしてますのよ」
ひとつ離れたソファに座るスカーとヴェールが反応してスキャターに話す
スカーは伸びてきた爪を研ぎながら、ヴェールはベルの音が少しまじる声で話しながら。
スキャ「…お別れが近いって言うことですか…？」
ホック「まぁそういう事だな」
そう言う彼女は、自分の手にはめてあるホックを意味深に触れる
マル「人間でいるのも後少しだ。私の今の美しさを見ることが出来るのも残り少ないと言うことだ」
鏡を見てうっとりする彼の目が一瞬青白く光った
スキャ「そう、なんですね……あ、他の皆さんは？」
ジャ「ここにいるよ〜」
笑いながら部屋に入ってきたのは、ハートとは逆の頬が、一部分剥がれてきているジャックハート
ファ「りんごー、紅茶いれてくれへんー？」
髪の赤色が心無しか増えたファージャ
ハーデ「私も」
炎が一回り小さくなったMs.ハーデス
そして、
ダル「わんわんっ！」
ジャ「ダルメシアー、人間の言葉忘れた？
ダル「わ、ん、…んん、ごめん！笑」
にへら、と笑うダルメシア
スキャ「ｯｯ！」
目に見えて『終わり』が近づいている事に寂しさがこみ上げる
3年目だからこそ、気付いた皆の小さな変化
スキャ「(…さよならの合図なんて、気付きたくなかった)」
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あいむ(プロフ) - 海軍中佐(笑)さん» 皆様のおかげです！応援ありがとうございます！楽しみだなんて、調子乗っちゃいますよ← ご期待に応えられるよう頑張りまっす！これからも、どうぞよろしくお願い致します！ (2017年11月4日 20時) (
レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
海軍中佐(笑)(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年11月4日 19時) (レス) id: 80199d9f66 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - あいむさん» あっ本当ありがとうございます＿○／|＿ 凄く好きですジャックさんならやりそう……本当ありがとうございます＿○／|＿ (2017年10月31日 12時) (レス) id: 88fd766a80 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - 浅葱さん» 好きですだなんて...恐れ多いです……なんかもうグチャグチャとした感じになってしまいましたが、楽しんで頂けたら光栄ですorzもし、こうじゃない！という場合がありましたらお申し付けください！善処しますので…！ (2017年10月31日 0時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - あいむさん» ありがとうございます＿○／|＿ めっちゃ好きです……。続きが気になります……!! (2017年10月30日 9時) (レス) id: 88fd766a80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2017年10月7日 22時
