ヤケド��(エイトフット) ページ25
夢主設定
・リクルーターの1人
・エイトフットに片思い中
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｢仕事、手伝ったげよっか。｣
｢お前字書けねェだろ。｣
｢練習したの！ ダルメシアに教えてもらった！｣
｢はァ？｣
リクルート終わりの夜。Aはエイトフットの部屋にどこからか勝手に椅子を持ち込み、彼の横に居座っていた。
字を書けると豪語したAに、じゃァ書いてみろよ、と試しに紙とペンを渡すと、Aはエイトフットからしてはたどたどしい手つきで自分の名前を描き始める。
が、しかし。
｢ンン゛ｯ、、｣
書き終わった！ どやさ！ と自慢げに見せてきた紙を見て、エイトフットは言葉を一瞬詰まらせて……
｢字、ヘタだなお前。｣
ズバッと一言。そう言い放った。ピシャァｯンとAに雷が落ちたのは言うまでもない。な、なんでそんなこというの〜と涙目になりながら、エイトフットに抗議する。
｢まだ練習中なんだよ〜！｣
｢じゃあ書けるなんていうなよ。ンな字じゃ読み手にも伝わんねェだろ。｣
｢ぴぇ、｣
くすん、と大袈裟に鼻を啜って、自分の書いた字と書類にあるエイトフットの字とを見比べてみた。すると、なるほど確かに、彼は字がとても上手い。たくさん文字を書いているから、慣れているのもあるだろうが、彼の字はそれを差し置いてもとにかく綺麗だった。粗雑な態度と物言いとは裏腹に、丁寧で整った字は彼の性格みたいだった。
｢うわぁ、上手いね、字。｣
｢そうかァ？｣
｢ウン。ダルメシアも綺麗な字が書けるけど、それより綺麗だよ。｣
｢アー、まァアイツは犬っころだしな……。｣
そもそも人間の体に慣れてねぇだろ、とさりげなく……そして多分意図せずにエイトフットはダルメシアをフォローした。
｢あーー、好き……。｣
｢ァ？ ンだよ急に。｣
｢なんか、こう気持ちが溢れてきて……好きだよ、ジョー！ すっごくすっごく大好き！｣
｢うるせェ！ 騒ぐなら出てけ！｣
｢アハ、｣
騒がなかったらここに居てもいい、本人にそういうつもりは全く無いのだろうが、そう思うことにすれば、胸は踊るし、出て行けと言われるまでは居座ってやろう精神だ。
──結局この日もエイトフットがAを追い出すことはなく、とうとうAはコトンと眠ってしまうのだった。
無防備に眠るAを見て、エイトフットは、はァ……と溜息ひとつ。それでもその体にブランケットをかけてやるのだった。
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あいむ(プロフ) - ちゃむPOPさん» コメントありがとうございます！ようこそ手下沼へ！！そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございますm(*_ _)mノロノロ更新ですがお付き合いいただけると嬉しいですです！ (9月22日 17時) (
レス) id: 703a955963 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむPOP(プロフ) - 最近手下沼にハマった者です。1作目から数日で一気読みさせて頂きました。世界観がとっても好きです。応援してます！！ (9月20日 23時) (レス) id: 75c22fdb63 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - ちゃろさん» ギャグ多めになってしまいました。笑 ご希望に添えていましたら嬉しいです。リクエスト頂きありがとうございました！ (8月1日 0時) (レス) id: 703a955963 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろ(プロフ) - あいむさん» リクエストさせて頂いたものを書いて頂き、ありがとうございます✨しかもあんなにたくさん❗呆れている他のメンバーの表情が凄く浮かんできました(笑) (7月31日 1時) (レス) @page37 id: 4d5a25e049 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - ちゃろさん» わがままだなんてとんでもないです！リクエスト嬉しいです♡かしこまりました！更新まで少々お待ちくださいませ( . .)" (7月25日 16時) (レス) id: 703a955963 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2023年3月31日 23時
