39日目 ページ41
｢『お仕事』？｣
｢えぇ。Aにも手伝ってもらいたいんです｣
｢なんで、？マジフト大会の時も少しやったしいいけど〜｣
｢いえ、あの時の仕事はどちらかといえば、売上管理やラウンジの手伝いです。今回のは私個人の取引の仕事です。貴方のユニーク魔法、フロイドから少し聞いてしまいまして｣
｢あー、、別にいいよぉ｣
人のユニーク魔法をペラペラ話すフロイドには感心しないが、いずれアズールにはバレるユニーク魔法だ。その話し手が自分でなかっただけだろう。
『お仕事』を引き受けたAは、アズールと共にモストロ・ラウンジに向かった。
薄暗い店内に入ると、そこには双子がカウンターで見覚えのないドリンクを飲んでいた。寮服のジャケットを羽織り、帽子を被った2人は準備万端といった様子。Aが部屋に入ると、待ってたよ〜とフロイドからのんびりした声がかかる。
｢…2人とも、そのドリンクは？｣
｢新商品の試作。アズールとクラゲちゃんも飲む？｣
｢後にします。もう少してお客様がいらっしゃいますから。貴方たちも準備して下さい｣
｢はｧい｣
｢かしこまりました｣
2人は手元に残っていたドリンクをグッと飲み干し、カウンターから出てきた。フロイドはアズールの隣にいたAを後ろからギュウと抱き締めた。彼女の頭に顎を乗せて、ダルそうな表情だ。
と、その時、ラウンジの扉が開いた。そこにいたのは、同じオクタヴィネルの寮生。その表情からは焦りと怯えが浮かんでいた。
｢お待ちしておりました。さ、どうぞ｣
柔らかな物腰でテーブル席を指定したアズールは自分もその対面に座った。A、フロイド、ジェイドの3人はアズールの座るソファの後ろに立って待機する。Aは相変わらずフロイドに抱きしめられたままだったので、なんとなく恥ずかしい気持ちになっていたが、フロイドは何処吹く風。店内にある大きな水槽を泳ぐ魚の群れを少し退屈そうに見ていた。
｢君、何故昨日は呼び出しを無視したんです？ご自分がどのような立場か、分かってらっしゃらないようだ｣
アズールの問いに、寮生は腹の調子が悪かった、などと言い訳をした。その様子はAの目から見ても怪しく、それがアズールにバレないわけが無い。嘘をつくとためになりませんよ、と警告するも彼はその言い訳を撤回しようとはしなかった。
そして。
｢…さぁ、こちらを見て……『
ジェイドのユニーク魔法が彼にかかった。
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あいむ(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます〜！！ご期待に応えられるように頑張りますm(_ _)m (2020年5月16日 23時) (
レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 21時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い (2020年5月13日 16時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - なづななさん» コメントありがとうございます！！にやけられるものになっていて安心しました(？)ラギーとトレイ先輩いいですよね。。ラギーは可愛いし、トレイ先輩はあの優しげな感じなのにしっかりヴィランって所が最高です...。ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月28日 17時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
なづなな - とっても面白いです！フロイドが大好きなので、にやけながら読ませて頂いてます。あとはラギー君とトレイ先輩も好きです！体調などに気を付けてこれからも頑張って下さい！応援していますっ！ (2020年4月26日 0時) (レス) id: c89830493e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2020年3月23日 0時
