13日目 ページ15
そして、ふとAは気付く。
あれこの人、先輩じゃない？と。
「あっ」
「あっ？」
思わず素っ頓狂な声を出せばアズールも、なんですかとでも言うように声を出し、Aの方を見た。
「アズールって先輩、、タメ口で話しちゃった」
「おや、今更ですか？」
「うっ、、フロイドとジェイドの気分で話しちゃってました…ゴメンナサイ」
ぺこりと謝ると、アズールは、クスと笑う。
「別にいいですよ。僕も貴方の事は後輩としてより、フロイドとジェイドの友人として認識してますから。ミドルスクールの頃から貴方の話は聞いてましたしね。気にならないので、そのままでどうぞ。むしろ敬語で話されては、変な気分になってしまいます」
この前のラギーとの会話の二の舞になってしまい、申し訳ない気分になりつつも、ここまで言ってくれているのだから敬語で話すのは気が引ける。ここは素直に受け入れる方がいいだろう。
「…分かった…。ごめんなさい」
再び謝るとアズールはまたクスクスと笑ったので、それにつられて、Aも笑みを零した。
「お待たせぇ〜。あれ、どーしたの、アズール。ちょー楽しそうな顔して。クラゲちゃんも笑ってるし」
「何か面白い話でもしていたんですか？」
両手に皿を持った2人が帰ってきた。Aとアズールの前にそれぞれ皿を置くと、フロイドはAの隣へ、ジェイドはアズールの隣へと座る。
「いえこちらの話ですよ…って、フロイド！これ、蛸では…？！」
「んぁ？あー間違えた。これオレの」
ヒョイっと自分の皿とアズールの皿を交換すると、ニヒニヒと笑う。まるでアズールの反応を楽しんでいるかのような笑みに、彼も小さくため息を吐いた。
「何を食べるかは自由ですが、流石に悪戯が過ぎますよ、フロイド」
「ごめんってぇ」
悪びれもなく謝れば、またアズールの口からため息が漏れる。
「カロリーのメモはしてくれましたか？」
「もちろ〜ん」
大凡のカロリーが記載されたメモをアズールに渡す。
「ねぇジェイド、これなぁに？」
「それはキノコというものです。美味しいので是非」
「…キノコ…ふぅん…」
変なの、とフォークで刺して1口。何回かの咀嚼の後、んー…と微妙な声。
「おや、お気に召さない様子ですね」
「クラゲちゃん、これすっげー美味しいよ。はいあーん」
「…ん、ほんとだ…キノコより美味しい」
「それは残念」
「思ってないくせにぃ」
ケラケラとフロイドが笑った。
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あいむ(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます〜！！ご期待に応えられるように頑張りますm(_ _)m (2020年5月16日 23時) (
レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 続きが気になる (2020年5月13日 21時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い (2020年5月13日 16時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - なづななさん» コメントありがとうございます！！にやけられるものになっていて安心しました(？)ラギーとトレイ先輩いいですよね。。ラギーは可愛いし、トレイ先輩はあの優しげな感じなのにしっかりヴィランって所が最高です...。ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年4月28日 17時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
なづなな - とっても面白いです！フロイドが大好きなので、にやけながら読ませて頂いてます。あとはラギー君とトレイ先輩も好きです！体調などに気を付けてこれからも頑張って下さい！応援していますっ！ (2020年4月26日 0時) (レス) id: c89830493e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいむ | 作成日時：2020年3月23日 0時
