ピンチ ページ44
客1「おぉ〜っ、久しぶりだなAちゃん」
客2「あれぇドレス変えたァ?」
「…え、あぁ、、お久しぶりですね」
ニコニコと愛想笑いを浮かべつつ、心の中でこの2人組の客を思い出そうとしていた
けど、全然思い出せない。
「(あんまお金持ってない人かな。落としてくれる人なら覚えてるし。なら、思い出せなくても別に問題ないか)」
なんて、なんとも失礼な事を心の中で思う
客1「随分と見かけなかったけど、まぁた綺麗になったなぁ」
客2「なぁ、ディーラーじゃなくて、俺達のお世話もシてくれよ」
「あはは、ご冗談を」
客1「冗談じゃねぇって〜まじでこの後どう?」
客2「俺たちさぁ頑張ってスイートルームとったんだよね〜」
なぁなぁ、とテーブルを回ってきて指を絡まれる
一瞬顔を顰めるがすぐに笑顔に戻す
「えーっと、ここはお触り禁止ですよ?」
男2「だからホテル行こうって」
男1「そこならディーラーも何もねぇだろ」
「いや、それは…(スイートルームとか言ってるけど、もしそれくらいのお金あるお客様なら顔くらい覚えてるわ!)」
しつこい2人組に怒りが募るが、周りには他のお得様のお客様がいるため大事にはしたくない
他のディーラーに助けを求めようかとも思うが、皆今は客持ちだ。
タナカさんへ連絡しようにも、男達が近くにいるため無線がとれない
男1「なぁなぁ〜」
男2「早くイエスって言わないと騒ぐよ?いいの?こんな客が高貴なカジノに出入りしてるなんて知ったら、高貴なお客様来なくなっちゃうんじゃねぇの〜?」
「(チッ…痛いとこつくな…セキュリティとかも疑われかねないし、VIPのお客様方は品を気にするからな…。仕方ない…)
…承知しました。用意してまいりますので少しお待ちを」
男2「だーめ。このままおいで。」
男1「他の奴らにはてきとーに言って抜け出せるようにしてきてね。行ってきたらここにまた戻ってきて。ちゃーんと見てるから」
「…分かりました。」
10分後
男1「あは、着いたよぉ?」
男2「俺達のスイートルーム」
「(やっぱりスイートルームなんて嘘ね。ダウンタウンエリアのリーズナブルな部屋)」
手袋を外して能力を発動しようとした、そのとき
男2「ねぇ、Aちゃんってさ、能力者だよね?」
「!?」
男1「やっぱりね。ここまで来て俺達のこと始末しようとしてたんでしょ?」
男2「残念でーした。ここにあるのは海楼石の鎖でーす」
「…っ…」
Aの背中に冷たい汗が伝った
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夏(プロフ) - 続きを見たいです (2020年12月20日 20時) (レス) id: d2cca775a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - みぃ さん» コメントありがとうございます!長らく更新を止めていましたが、この先のお話の方向がまとまりましたのでまた始めさせていただきました(´˘`*)更新速度は早くないと思いますが、よければご覧くださいねm(_ _)m (2018年2月5日 2時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 最近になって読み始めました!とても面白いです♪もう更新はされないのでしょうか? (2018年1月28日 21時) (レス) id: 6977329235 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - ゆまかさん» コメントありがとうございます!ご期待に応えられるように頑張ります!! (2017年2月3日 21時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆまか - とても面白いです!続きが楽しみです(*^^*) (2017年1月29日 22時) (レス) id: d9c7a9b9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいむ | 作成日時:2017年1月27日 22時