オトナの香り ページ41
「お腹も一杯になったし、休憩は終わりー!」
バカラ「あら、早いわね」
「結構楽しくって!私普段はディーラーで、接客はあんましないし、VIPのお客様もあまり来ないでしょ?」
ディーラーの仕事はあっても、VIPフロアのコンシェルジュとしての仕事はバカラがいるため、あまりない
ドフラミンゴをはじめとしたVIPの中でもさらに大切な客の時のみ、Aもつくのだ
それ以外はカジノフロアのディーラー
故に、接客が楽しかったのだ
「意外と私、接客向いてるかもな〜。テゾーロ様に言ってディーラーから接客に変えてもらおうかな」
バカラ「あら、だめよ。あなた強いんだから。ブラックジャックなんてほぼ負け無しじゃない」
「そーだけど、そのことみんな知っちゃってて、あまり私のテーブルに来ないの!」
バカラ「初見の客なら堕とせるでしょ?」
「バカラ怖い!」
バカラ「ふふ、この街は騙された方が負けなのよ。それに、テゾーロ様が接客なんて許さないでしょう」
「え、なんで?」
バカラ「それは、もちろん((テゾーロ「そんなに接客がしたいならさせてやろう」テ、テゾーロ様!いつからそこに?」
テゾーロ「ふふ、話は聞いていたよ。接客がしたいそうじゃないか」
「え、まぁ、はい」
テゾーロ「いいだろう。愛しい女性の頼みだ」
バカラ「えっ」
「本当?!やった、嬉しい!ありがとうございますっ」
驚きの声をあげるバカラをよそに、Aは瞳を輝かせて喜ぶ
テゾーロ「では、まず接客の基本を私直々に教えてあげよう」
「へ?」
ニヤッとテゾーロが怪しく笑う
テゾーロ「私の部屋に来い。"接客"させてやろう」
「なっっ」
気づいた時には腰に手を回されていた
テゾーロに近づいたことで香る、香水と煙草の匂い、それから少しの石鹸の匂い
クラクラするような、まだまだ慣れないオトナの香りになんだかキュンっと体が縮こまってしまう
バカラ「ふふ、では私は失礼しますね」
「え!待ってバカラ助けて!!」
バカラ「あら、向こうの接客人数が足りてないみたい。私行かなきゃ」
意味深な笑顔とウィンクを残してバカラは颯爽と去ってしまった
テゾーロ「さて、私達も行こうか」
「え、ちょ、まっ」
テゾーロ「私の命令が聞けないのかな?接客したいと君が頼んだのに?」
「っっ!鬼!悪魔!人でなし!」
テゾーロ「ふふ、褒め言葉だな。ほらおいで。」
グイッと腰を引かれる
「おいでって無理矢理じゃないですかああああぁぁぁ」
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夏(プロフ) - 続きを見たいです (2020年12月20日 20時) (レス) id: d2cca775a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - みぃ さん» コメントありがとうございます!長らく更新を止めていましたが、この先のお話の方向がまとまりましたのでまた始めさせていただきました(´˘`*)更新速度は早くないと思いますが、よければご覧くださいねm(_ _)m (2018年2月5日 2時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 最近になって読み始めました!とても面白いです♪もう更新はされないのでしょうか? (2018年1月28日 21時) (レス) id: 6977329235 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - ゆまかさん» コメントありがとうございます!ご期待に応えられるように頑張ります!! (2017年2月3日 21時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆまか - とても面白いです!続きが楽しみです(*^^*) (2017年1月29日 22時) (レス) id: d9c7a9b9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいむ | 作成日時:2017年1月27日 22時