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パーティ ページ38

その日の夜

カジノでは盛大なパーティが行われていた


テーブルの上には主食からデザートまで選り取りみどり


立食式で、従業員たちはおしゃべりをしたり、食事をしたり、お酒に舌鼓をうったりなど、各個人楽しんでいるようだ

そんな様子を見て、このパーティの提案者 Aは満足そうに笑みを浮かべては、新しく料理を運んだりと人一倍動き回っている


ふ、と後ろから肩を叩かれる

ぐるっと後ろを見ると、見慣れた赤い髪の女性

ジワッと涙が出てきた


「!!っバカラッ」

ぎゅっと抱きつく

包帯を巻いているせいか、いつものドレスではないところにまた涙が出る


バカラ「あら、随分と甘えたなのね?テゾーロ様に見つかったら怖いわ」

なんて、冗談をいいつつも、Aにまわした手は離さない

「よかった、会えてなかったから…」

バカラ「ごめんなさいね、私も会いたかったのだけど、ほら、パーティの用意とかあったし、Aもテゾーロ様と2人きりで話したかったでしょう?」

「うう、ごめんね…怪我もあったのに辛かったでしょ…」

バカラ「いいのよ。たまにはこういうのも楽しいわ。サービスの向上にもなるし」

相変わらずの優しさに嬉しくなるA


バカラ「ね、そろそろ休憩しましょ?私達だって普段から働いてるんだから。あなたはもう十分皆をもてなしたわよ」

これ以上やったらあなたが疲れちゃうわ、と言ってAの手を引き、立食をしている輪の中に入る


バカラ「私達も食べましょう!」

「うんっ」

ちょうどお腹も空いてので、目の前の料理はより一層美味しそうに見える

もちろんこの料理もバカラを初めとした幹部達が作った物

Aはすぐ側にあったアップルパイを口に運ぶ


バカラ「ふふ、このアップルパイは私が作ったのよ。どうかしら?」

「え!ほんと?!めっちゃおいしい!すごい!バカラ天才だよ!」

バカラ「あら、そんなに褒めても何もでないわよ」

「本当のことだもん!」

ニコーっと幸せそうな笑顔のAを見てバカラも嬉しそうに微笑んだ



タナカ「スルルルルル♪お楽しみのようですねぇ〜」

「タナカさんっ♡会いたかった!怪我は大丈夫?」

タナカ「えぇ、大丈夫ですよぉ」

優しげな笑みを浮かべるタナカさんにAもホッと胸を撫で下ろした

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(プロフ) - 続きを見たいです (2020年12月20日 20時) (レス) id: d2cca775a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - みぃ さん» コメントありがとうございます!長らく更新を止めていましたが、この先のお話の方向がまとまりましたのでまた始めさせていただきました(´˘`*)更新速度は早くないと思いますが、よければご覧くださいねm(_ _)m (2018年2月5日 2時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 最近になって読み始めました!とても面白いです♪もう更新はされないのでしょうか? (2018年1月28日 21時) (レス) id: 6977329235 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - ゆまかさん» コメントありがとうございます!ご期待に応えられるように頑張ります!! (2017年2月3日 21時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆまか - とても面白いです!続きが楽しみです(*^^*) (2017年1月29日 22時) (レス) id: d9c7a9b9ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいむ | 作成日時:2017年1月27日 22時

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