VIPのお客様 ページ21
その2日後
グラン・テゾーロはいつもとは違った賑やかさをみせていた
キャーキャーと黄色い声の先にはピンクのモフモフとバカラ
バカラが付いているということはVIPのお客様
タナカ「スルルル…テゾーロ様、バカラがーー様と合流しました」
無線機を通して聞こえてくるタナカさんの声を聞いたテゾーロは、少し複雑そうな表情を浮かべる
テゾーロ「…まったく困ったお客サマが来たものだ…(Aが会うのは初めてか…面倒だな…)」
渋々用意を始めた
バカラ「A、そろそろ例のお客様がVIPルームに行くわ。スタンバイしといて」
こちらも無線での会話
「了解」
バカラに応えると、
「お客様、大変申し訳ありませんが、私はこれで失礼します。代わりの者を手配いたしますので、どうかお許しを(ニコ」
笑顔で目の前のギャンブル中の客に一礼する
客「Aちゃん行っちゃうのぉ〜?もっと俺の相手してよ〜」
お世辞にも綺麗な顔とはいえないその男がAを呼び止める
そんな客にAは一瞬顔を顰めるも、すぐに営業スマイルに戻り、丁寧な対応をする
「また起こしいただいた時にご相手いたしますよ
(その時はもっといーっぱいお金持ってねッ)」←
男の手元のチップを見て目を細めた
客の元を離れると、大急ぎでVIPルームへ
タナカ「A様!よかった!どうにか間に合いましたよ〜」
スルルルッと嬉しそうに笑うタナカさんに取り敢えず抱きついてから、お客様の詳細情報をざっと目を通す
「えぇ…私この人の相手するの…?」
写真を見る限りまともではなさそうだ←
タナカ「そう言わないでください〜…この方はテゾーロ様とも交友関係もあるとても大切な方ですから…」
タナカさんが焦ったように言うも、Aはふぅん、と興味の無さそうな返事をする
そんなAにタナカさんは心配そうにため息をついた
カンカン
エレベーターから中に入るための合図を受け、タナカさんは能力を発動する
バカラ「こちらがVIPルームでございます」
客が入ってきたのを確認すると、Aはサッと前に出てうやうやしく頭を下げる
「初めまして。私、カジノディーラー兼VIPルーム専属コンシェルジュ A、と申します
ようこそ、グラン・テゾーロへ
ドンキホーテ・ドフラミンゴ様」
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夏(プロフ) - 続きを見たいです (2020年12月20日 20時) (レス) id: d2cca775a6 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - みぃ さん» コメントありがとうございます!長らく更新を止めていましたが、この先のお話の方向がまとまりましたのでまた始めさせていただきました(´˘`*)更新速度は早くないと思いますが、よければご覧くださいねm(_ _)m (2018年2月5日 2時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 最近になって読み始めました!とても面白いです♪もう更新はされないのでしょうか? (2018年1月28日 21時) (レス) id: 6977329235 (このIDを非表示/違反報告)
あいむ(プロフ) - ゆまかさん» コメントありがとうございます!ご期待に応えられるように頑張ります!! (2017年2月3日 21時) (レス) id: a7e56997c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆまか - とても面白いです!続きが楽しみです(*^^*) (2017年1月29日 22時) (レス) id: d9c7a9b9ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいむ | 作成日時:2017年1月27日 22時