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「宮城の高校の百葉箱の中に、特級呪物"両面宿儺の指"が保管されているから、2人で回収してきて欲しい」





数時間前、ちゃらんぽらん教師悟くんにそう言われ、恵と2人で宮城県のとある高校に来た。





今、夜22時だよ。
いくら悟くんが忙しいからとはいえ、こんな時間に生徒を行かせるんじゃないよ。





貴「いくら2級と準1級だからってさ〜、入学したての生徒に特級呪物回収に行かせるとか正気の沙汰じゃないよね〜」





伏「同感」





そう話しながら百葉箱を探す。





一応呪具は持ってきた。
わたしは主に、刀を使う。
呪力が込められている。
色々使ったけど、これが1番しっくりきたのだ。





念の為持ってきただけだし、使わずに平和に帰りたい。





貴「あ、あれじゃな〜い?百葉箱」





伏「よし、さっさと回収して帰るぞ」





そう言った恵が、百葉箱に手を伸ばし、小さな扉を開けた。





伏「……ねぇんだけど」





貴「はー?そんな訳……」





そう思って、恵の横から百葉箱を覗いた。





貴「……あのちゃらんぽらん嘘ついた?」





伏「さすがの五条先生でもそんなこと……しそうだな」





貴「とりあえず電話してみるか〜」





スマホを取り出して、悟くんに電話をかける。
恵にも聞こえるようにスピーカーにした。
もう悟くんの連絡先の名前、ちゃらんぽらんにしようかな。





《もしもーし。どうしたー?指あった?》





貴「ないよ。百葉箱の中からっぽ」





《まじ?ウケるね〜》





伏「全然ウケないです。で、どうすればいいですか」





《指見つけるまで帰ってきちゃダメだから〜》





そう言われ、電話を切られた。





伏「……今度殴ろう」





貴「協力するよ。でも悟くん無限あるからなぁ」





伏「Aが甘えに行けば無下限解くだろ。知らねぇけど」





貴「よし、それで行こう」





不本意だけどそれしかない。
不本意だけど。
ほんとに1発殴らせろ。





貴「でもどうする?探すと言ってもこの時間に校舎入るのはマズイね」





セキュリティがどうなってるか知らないけど、下手したら警報鳴る。
夜中に巡回してる警備員さんとか居れば話が早いんだけど、いなさそうだし。





伏「車泊か……」





貴「入学早々酷い仕打ちだ」





何が酷いかって、これに付き合わされる補助監督が1番可哀想だ。





伏「また明日改めて探すか」





貴「それしかないねぇ」





そう話しながら、車に向かった。

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はる(プロフ) - もっっっちさん» ど……どタイプですと……!?嬉しすぎます(;o;)ありがとうございます!!引き続き頑張りますので、よろしくお願い致します(*´`) (2021年4月24日 0時) (レス) id: b06c181ae7 (このIDを非表示/違反報告)
もっっっち - うへぁどタイプな作品?!好きです(*´ω`*)更新頑張ってくださいッッッ (2021年4月23日 23時) (レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2021年4月14日 1時

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