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「……君は確か……東京校の伊集院君かね……?」
貴「……はぁ……そうですけど。こんばんはおじいちゃん。お散歩の帰りですか〜?」
京都のおじいちゃんではない。
また別の上層部のおじいちゃんだ。
傑くん達は何か笑い堪えてる。
そのおじいちゃんの後ろから、ゾロゾロとさらにおじいちゃん達が湧いてきた。
まじで腐ったミカンのバーゲンセールじゃん。
そしてわたしに視線が集まる。きっつ。
加茂先輩助けてよ。
「……ところで、何故此処へ?」
貴「任務の帰りに近くを通ったので、寄ってみたまでです。それ以上の理由はありません。朝の7時から!何件も任務回されて今17時!信じられます〜?どっかの保守派おじいちゃん達はろくに動こうともしないのに、ねぇ?普段何されてるんですか?ゴルフですか?最近いつ呪霊祓いました?」
早くどっか行けよと思いながら、真っ直ぐ目を見て言ってみた。
「……五条といい、最近の若者は口の利き方がなってないのぉ。少しお喋りが過ぎるぞ」
貴「否定しないって事は心当たりがおありなんですね?」
「……君は1級に昇格したと聞いたが。いいのかい?そんな口の利き方で」
貴「えぇ?もしかして大好きな権力でわたしの事消そうとしてます?図星って事じゃないですか〜!」
夏「そうなれば私達はA側につくと言うことを忘れずに」
「……そろそろ行こうか」
おじいちゃん達がわたし達に背を向けて歩き出したのを確認して、わたしはおじいちゃん達に向かって中指を立てた。
おじいちゃん達は呑気に校舎の中へ戻って行った。
五「ちょwwwwwwA最高すぎwwwwww」
歌「あんた凄いわね……」
夏「相変わらず凄い言い様だったね(笑)スッキリしたよ(笑)」
貴「つい本音がポロッと」
夏「さて、Aの勇姿も見れたことだし、帰ろうか」
歌「は?あんたらこれから会食よ」
五「行く訳ないじゃん!オ"ッェ"〜!Aも一緒に帰るでしょ?」
貴「帰る!」
夏「じゃあ、伊地知が待ってるから行こうか」
貴「じゃーね加茂先輩!」
車に乗り込み、3人で後部座席に座る。
さっきコンビニでエクレア買った事を思い出して、おもむろに食べ始める。
五「あ、いいな〜!1口!」
貴「いいよ〜」
五「うっま〜!糖分最高!」
貴「ちょい、悟くん1口デカい!3分の2消えた!」
夏「ははっ(笑)」
高専に帰って悟くんがさっきの事話したら、みんな大爆笑してた。
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はる(プロフ) - もっっっちさん» ど……どタイプですと……!?嬉しすぎます(;o;)ありがとうございます!!引き続き頑張りますので、よろしくお願い致します(*´`) (2021年4月24日 0時) (レス) id: b06c181ae7 (このIDを非表示/違反報告)
もっっっち - うへぁどタイプな作品?!好きです(*´ω`*)更新頑張ってくださいッッッ (2021年4月23日 23時) (レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2021年4月14日 1時