メンズバレンタインデー*夏油傑(not離反)* ページ12
私、夏油傑は、オフの日を使ってとある店舗に入り、商品と睨めっこをしている。
そこの猿……おっと、君達は、メンズバレンタインデーというものを知っているかい?
メンズバレンタインデーとは、ホワイトデーの丁度半年後の9月14日、男性が女性に下着をプレゼントし、愛の告白をする日、らしい。
私もついさっき知った。
今日は何の日なのだろうかとスマホで興味本位で検索を掛けたら、そう出てきた。
こんな面白いイベント、乗っかるしかないだろう。
ここまでの話で私が今何処にいるかは分かったよね?
……そう。
女性物の下着屋だ。
勿論周りからの視線は凄いが、最強ともなるとそんなもの痛くも痒くもない。
Aはどちらかと言えば可愛い系だから……。
あ。
「……これ、いいじゃないか。」
・
「ただいまA。」
『お帰り傑くん。お買い物行ってたの?』
「ちょっとね。」
同棲している我が家に帰ると、Aはリビングのソファに座ってテレビを観ていた。
私はその横に腰を落とし、紙袋を手渡す。
「はい。Aにプレゼントだよ。」
『え……?』
Aは、間抜け面……じゃない、キョトンとした顔でその紙袋を見つめる。
『今日何かの記念日……?だっけ……?』
「Aとなら毎日が記念日だよ。」
『うわ……よくそんなくさいセリフ真顔で言えるね……。でもありがとう。開けてみていい?』
「勿論。」
受け取ったAは紙袋の口に付いている丸いテープを綺麗にペリ、と剥がし、中を除く。
その瞬間、Aの顔がぶわ、と真っ赤になった。
『なっ……!下着………!?』
下着のデザインは、生地はピンク色、全体にレースがあしらわれ、ブラの中央にはリボンのチャームが付いている可愛らしい物にした。
『しかもサイズぴったり……何で知ってるの!?』
何でってそりゃあ………。
「頻繁に触っているから『聞いた私が馬鹿だった!最低!』」
Aは顔を真っ赤にして紙袋を私の胸に押し付けた。
「折角のプレゼントなのに最低だなんて酷いな。」
私はAの背中と膝裏に手を回して立ち上がり、所謂お姫様抱っこをして歩き始める。
『降ろしてよ!どこ行くの!?』
「何処って。寝室に決まっているだろう?最低だなんて言ったお仕置きだよ。」
この後買った下着を無理矢理着せ、美味しく頂いた。
______
今日って何の日だろって調べたら出てきたので、面白そうじゃん???と思って書きました笑
少女漫画*伏黒恵*→←女の子の日*五条悟*(ゆず様リクエスト)
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
仕事で来たので離れてください!!3【文スト】【呪術廻戦】
先輩の私が五条悟に攻撃されたので殴り飛ばしていいですよね?【3】
この呪いは、私にとっては愛だった【呪術廻戦×東京リベンジャーズ】《2》
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
華菜『偽名』 - もちろんお時間があればでいいです! (2021年11月3日 21時) (レス) id: 0fc6b946c5 (このIDを非表示/違反報告)
華菜『偽名』 - リク&コメ失礼します!『乙骨憂太』で『任務中呪霊の攻撃をかばって倒れた』なんでどうでしょうか?…そして単純な欲望&書いてほしさで『夏油傑』で『風邪で倒れた』はどうでしょうか…なぜか倒れた系統が好きなんです…小説とってもよかったです!! (2021年11月3日 21時) (レス) @page6 id: 0fc6b946c5 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 刻卯さん» はーいよー!!! (2021年9月19日 20時) (レス) id: fa378eaf30 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 怜さん» 五条人気ですもんねー!五条以外ももちろんドシドシお待ちしてますよー(ムフムフ (2021年9月19日 20時) (レス) id: fa378eaf30 (このIDを非表示/違反報告)
刻卯(プロフ) - はるさん» あー迷う。。。めちゃ迷うのだが。。。んーここは付き合うまでながれで!! (2021年9月19日 16時) (レス) id: 1c6cfaebb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はる | 作成日時:2021年7月23日 11時